バフェット太郎です。

米電気自動車のベンチャー、テスラ・モーターズ(TSLA)の第1四半期の世界出荷台数が前年同期比69%増の2万5000台と、四半期ベースで過去最高を記録したことが明らかになりました。

テスラ(TSLA)は上半期に出荷台数5万台を目標としており、2万5000台は目標のちょうど半分に当たり、順調に販売台数が伸びていることが確認されました。販売台数の内訳はセダン車の「モデルS」が約1万3450台、スポーツタイプ多目的車(SUV)の「モデルX」が約1万1550台を占めました。

テスラ(TSLA)の主力は高級セダンの「モデルS」で価格は7万ドル以上するのですが、年内にも3万5000ドルのセダン車「モデル3」を発売することを予定しています。

今回、順調に販売台数が伸びていることを好感して、イーロン・マスクCEOに対する投資家の期待感が高まったことから株価は前日比+7.27%高と大幅に上昇し、上場来高値を更新しています。
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テスラ(TSLA)は2010年に上場して以来、一度も黒字を出したことがありませんが、それでも時価総額は475億ドル(5兆2700億円)と米自動車メーカーとして時価総額第2位です。ちなみに第1位のゼネラル・モーターズ(GM)は508億ドルなので、近い将来テスラ(TSLA)が1位になることが予想されています。

さて、米国株投資の醍醐味は第二のアップル(AAPL)に投資することです。アップル(AAPL)が初代iPhoneを発売した2007年、株価はわずか13ドルでしたが、10年後の2017年現在は140ドルと10倍高となりました。また、テスラ(TSLA)と同じように赤字を垂れ流し続けたアマゾン(AMZN)も、10年前の株価はわずか41ドルでしたが、現在886ドルと、こちらは20倍以上にもなりました。

テスラ(TSLA)が将来のアップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)のような10倍高となるのかは誰にもわかりません。しかし、10年前のアップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)に投資して現在まで保有している長期投資家は、この不確実性の高い時期に投資して、現在まで持ち続けてきた人たちです。

多くの投資家は10年前のアップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)に投資していればと悔やみますが、当時は同じiPhoneを10年以上使うとは予想できなかったし、アマゾン(AMZN)はいつまで経っても赤字を垂れ流すだけだったので、クラウド事業で黒字化なんてことは予想できなかったのです。

今、米国株投資家の多くがテスラ(TSLA)株に抱いている不安や懸念は、10年前に多くの投資家がアップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)に対して抱いていた感情とほとんど変わりません。つまり、第二のアップルに投資して10倍株に投資したいなら、勇気を出してテスラ(TSLA)に投資しなければならないのです。

ただし、第二のスターバックス(SBUX)と期待されたシェイクシャック(SHAK)が高値からー65%と暴落して低迷しているように、テスラ(TSLA)が第二のアップル(AAPL)になり得るかはやはり誰にもわからないですが…。

グッドラック。

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