バフェット太郎です。

ネット小売り大手のアマゾン・ドット・コム(AMZN)が躍進し、百貨店大手やディスカウントストア大手など、小売各社が軒並み業績を落とす中で、ホームセンター大手のホーム・デポ(HD)とロウズ・カンパニーズ(LOW)の業績は堅調に推移しています。

アマゾンは本や家電、日用品などの分野で強いものの、建材や工具、カーペット、塗料、園芸用品などは、商品がかさばるため送料を安く抑えることができずに苦戦しています。

ホームデポの売上高全体の4割、ロウズの売上高の3割を占める専門の請負業者は、必要なものを店舗ですぐに購入することを好む傾向があります。また、DIYを目的とした一般客は、購入前に店員のアドバイスを希望したり、実際の商品を手に取って確認したいという傾向があることなどが、ネットよりも実店舗が選ばれる要因になっています。

ホームセンター業界は住宅市場に影響を受けやすいため、好調な労働市場と住宅市場を背景に業績に追い風が吹いています。ちなみに、連続増配株に投資したい人は、ホームデポ(4年連続増配)ではなくてロウズ(54年連続増配)がおすすめです。

ロウズは54年連続で増配を続けているだけでなく、配当性向は30.2%と十分な余裕があり、自社株買いにも積極的で、過去6年で3分の1以上もの発行済み株式数を削減しています。また、本年度は純利益の100%超を株主に還元する予定です。
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ロウズの週足チャートです。好調な業績を反映して、史上最高値圏で推移しています。バリュエーションは予想PER17.8倍、配当利回り1.71%と割高感はありません。

グッドラック。

(参考ウォールストリート・ジャーナル

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