バフェット太郎です。

7日(金)の3月米雇用統計の前哨戦となる、ADP3月米雇用報告によれば、民間部門雇用者数は予想18万7000人増に対して、結果26万3000人増と予想を大幅に上回りました。

ダウ平均は好調な労働市場を背景に大きく上昇していたものの、FOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨が公表されると一転して急落しました。
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FRB(米連邦準備制度理事会)が公表した3月14・15日のFOMC議事要旨によれば、一部メンバーが株式市場について「かなり割高」との認識を示したことが明らかになりました。

また、大半のメンバーが経済が想定通りに推移すれば、4兆5000億ドルにも上る米国債と住宅ローン担保証券の保有高を年内に縮小し始める可能性が高いとの認識で一致しました。ただし、縮小のペースや水準など複数の重要な具体策については未定のままとなっています。

さて、3月のFOMC発表直前、多くの市場参加者たちがFRBが年内4回の利上げを示唆するのではないかと予想していましたが、結果は予想に反して年内3回の利上げで据え置く見通しが明らかになりました。

これを受けて投資家たちは「FRBが米国経済の先行き見通しに慎重になっている」なんて考えられていたわけですが、確かに金融市場に割高感があるとの見方から、短期的な調整リスクを懸念する声も上がっていますが、それだけではなくて、年内のバランスシートの縮小をしたかったというわけです。

CMEフェドウォッチによると、市場が織り込む6月の利上げ確率は63%となっていることから、おそらく利上げが実施されると思います。ただし、9月、12月のいずれかで利上げが見送られて、その時にバランスシートの縮小に動くということになりそうです。

ちなみにバランスシートの縮小は長期金利の上昇要因となるとともに、経済成長の足かせになります。別の言い方をすれば、経済成長に足かせができるくらい米国経済が好調だということです。

今回のFOMC議事要旨を受けて、米10年債利回りはー0.02%pt(ー0.85%)の2.34%と下げていますが、今後上昇していくことが予想されます。
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グッドラック。

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