バフェット太郎です。

投資家が注目していた米雇用統計は予想を下回る弱い数字でした。

労働省が発表した3月の米雇用統計によれば、非農業部門雇用者数が予想17万5000人増に対して、結果9万8000人増と予想を大幅に下回り、増加ペースが大きく減速しました。

一方で失業率は予想4.7%に対して、結果4.5%と2007年5月以来、約10年ぶりの低水準となりました。

1月と2月の非農業部門雇用者数は合計で3万8000人が引き下げられました。

平均時給は前年同月比で2.7%上昇しました。

労働参加率は63%増で横ばいでした。

やむなくパートタイム職に就いている人や職探しをあきらめた人も含めた広義の失業率は8.9%で、前月の9.2%から低下、2007年12月以来の低い水準となりました。

★★★

3月の非農業部門雇用者数が大幅に鈍化した背景には季節要因の影響があったと考えられています。2月は観測史上二番目の暖冬となったことを受けて建設など一部の業種で採用計画が前倒しされたため、3月は弱い数字になったわけです。

ちなみに今回は弱い数字になることがある程度予想されていたため、株価は前日比とほぼ変わらないー6.85ドル(ー0.03%)安の2万0656.10ドルに留まりました。

また、失業率が4.5%、広義の失業率も8.9%だったことから労働市場の底堅さが確認されました。広義の失業率が低下しているということは、経済的な理由でやむなくパートタイム職に就いている人が減ったということを意味しているので、賃金に上昇圧力が増すことが予想されます。
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ダウ平均は50日移動平均線に支えられており、これを割り込めば2万ドルがターゲットになります。ただし、長期投資家はこうした短期的なリスクを無視して永続的に持ち続けなければなりません。

労働市場の底堅さを見れば、それは戦略として間違っていません。

グッドラック。

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