バフェット太郎です。

米国が通常兵器の中で最強の破壊力を持つMOAB(大規模爆風爆弾)を、過激派組織イスラム国(IS)が使うトンネル施設を破壊するために投下しました。これは地下軍事施設を持つ北朝鮮に対して、「同じことをするぞ」というメッセージが含まれています。

そもそも米国が北朝鮮を威嚇する理由は、北朝鮮が核ミサイルを手に入れる脅威が、かつてないくらいに近づいているためです。

米NBCによれば、北朝鮮が2016年9月以来、6回目の核実験に踏み切る場合、米軍が通常兵器で先制攻撃する準備に入ったと、米情報機関の話として伝えています。

これに対して北朝鮮の金正恩は「本物の戦争の味見せてやる」と応酬しました。

さて、今月11日には金正恩体制が発足して5周年を迎えました。また、今日(15日)は故金日成主席の生誕105年に合わせて平壌で大規模な軍事パレードが開催されます。さらに25日は朝鮮人民軍創設85周年の記念日となります。

これまで北朝鮮は記念日に合わせて核実験や弾道ミサイルの発射に踏み切ってきたため、今日か25日にも核実験に踏み切るのではとの憶測が飛び交っています。

ちなみに米国は原子力空母「カール・ビンソン」は今日にも朝鮮半島到着予定で、今後は海自護衛艦と共同訓練を実施すると共に、北朝鮮の動きを注視していく模様です。

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★★★

東アジアはかつてないほど緊迫していますが、バイ&ホールドを前提にしている長期投資家はどうすればいいのでしょうか。結論から言えば、「多少」のボラティリティは長期的に見れば大したことないので気にする必要はありません。ただし、「多少」と言っても10%前後の調整は覚悟してください。

例えば、イラク戦争が勃発した03年3月のダウ平均は、高値8522ドルに対して安値7416と13%弱下落しました。ダウ平均を1万5000ドル以上で買った投資家からすれば、8522ドルですら羨ましい値段であることに変わりありませんが、当時ダウ平均を8500ドルで買った投資家にとっては大変なことでした。資産が10%以上減少したことにパニックになり、株を投げ売りしていたのです。

ちなみに当時の下落率13%を現在の相場に当てはめると、4月の高値が2万0887ドルだったので、1万8171ドルまで暴落することを意味します。ダウ平均が一カ月にも満たない間に2700ドルも下がるのですから、心穏やかでいられる投資家はほとんどいません。

しかし将来、ダウ平均が当たり前のように4万ドルで推移している時に今日の相場を思い出せば、2万ドルも1万8000ドルもほとんど変わらない「多少」の調整じゃないかと思うでしょう。それをこれから始まるかもしれない調整局面で思えるかどうかが、お金持ちになれるかどうかの別れ道になるのです。

グッドラック。

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