バフェット太郎です。
モルガン・スタンレー(MS)が第1四半期決算の内容は良かったです。
EPSは予想0.88ドルに対して、結果1.00ドルと予想を上回りました。
売上高は予想92億7000万ドルに対して、結果97億5000万ドルと予想を上回りました。
トレーディングと引き受け業務の好調を追い風に、純利益は前年同期比70%増加しました。
ROE(株主資本利益率)は10.7%と、ジェームズ・ゴーマンCEOが通期目標として掲げている10%を上回りました。ちなみにゴールドマン・サックス(GS)のROEは11.4%です。
そもそもモルガン・スタンレー(MS)はJPモルガン・チェース(JPM)の証券部門がスピンオフ(分離独立)して発足した金融機関で、投資銀行業や証券業、資産運用、ウェルス・マネジメント(富裕層向け資産運用)など幅広く金融サービスを提供しています。
最近はアクティブ型運用からパッシブ型運用へ資金が流入していることから、手数料収入が落ち込んでおり、前年同期比1.9%減の20億2000万ドルでした。一方で債券トレーディング収入は倍増しました。
【モルガン・スタンレー(MS):日足】
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予想を上回る決算を好感して、株価は前日比+2.01%高と大きく上昇しました。先日発表したゴールドマン・サックス(GS)の予想を下回る決算とは対照的な内容で、投資銀行に明暗が分かれました。
★★★
バフェット太郎のように10銘柄にしか分散投資していない場合、特定のセクターには1銘柄くらいしか投資できないので、今回のように同セクターで明暗が分かれた場合「あっちの銘柄に投資すれば良かった…」なんていうことはよくあります。
例えば、飲料セクターではコカ・コーラ(KO)とペプシコ(PEP)とでは、過去一年間のパフォーマンスに大きな差があります。コカ・コーラ(KO)がー2.96%安に対してペプシコ(PEP)は+11.62%高なので、コカ・コーラ(KO)に投資している多くの株主は「ペプシコ(PEP)に投資すれば良かった…」と悔やんでいると思います。ただし、これは短期的に見ればの話しであり、長期的に見れば、過去10年間で見ればパフォーマンスはほとんど変わりありません。
個人投資家にとって理想的とされる保有銘柄数は8~16銘柄程度なので、簡単に言えば、8セクターに1銘柄ずつ投資するか、各2銘柄ずつ投資するかの違いだけです。同セクター内で明暗が分かれても、短期的なボラティリティ(変動率)には耐えることができるという忍耐力の強い投資家は8銘柄(8セクターに各1銘柄)でいいと思いますし、そうでない場合は各2銘柄でもいいと思います。コレという正しい答えはないので、自分好みにポートフォリオをカスタマイズすればいいと思いますよ。
グッドラック。
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