バフェット太郎です。

資産運用会社のスパークス・アセット・マネジメントがまとめたレポート、「株式投資に関する意識調査2017春」によれば、働き方改革によって余裕時間が生まれた場合のお金の使い方について、「投資に費やす」と回答した割合は52%になったとのこと。

余裕時間が不足していることから、資産運用を考える時間が確保できず、「貯蓄から資産形成へ」の流れを妨げる一因になっているようです。しかし、中には資産運用を「副業」として捉えている人たちもいるようで、彼らは時間とお金を確保したら、資産運用を通して収入を少しでも増やそうと考えているのです。

先日テレビを観ていたら、「投資で資産を何倍にもしたいなんて考えていません。だけど今の収入では少ないので、月に3万円くらい稼げないかなと思って」と、50代くらいの男性がインタビューに答えていたのでちょっとビックリしました。

そもそも日本の家計金融資産に占める有価証券(株式、債券、投資信託など)の割合は18%程度と言われている中で、1000万円ある世帯でも投資に振り分けているお金は180万円程度ということになります。仮に180万円運用したとして、毎月3万円の収入を生み出すためには、年率利回り20%という驚異的なパフォーマンスが必要になります。そしてこの驚異的なパフォーマンスを15年間続けることができれば資産は2773万円と元本の15倍以上にすることができるし、35年なら10億6320万円(590倍)にもなります。

まして100万円の運用資金なら年率利回り36%にもなり、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の22~25%をはるかに超えて、人類史上最強の投資家になることを意味します。ちなみに100万円を年率平均利回り36%で35年間運用すると472億円になります。

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つまり、インタビューの「月に3万円くらい稼げないかなと思って」という答えは、一見すると欲がなさそうに見えますが、実際は「今の収入では少ないので、資産が何百倍にもなる錬金術とかないかなと思って」と答えていることと何ら変わりないのです。

でも、多くの視聴者は彼と同様に投資で月に3万円くらい稼ぐのは難しくないと考えているワケでしょ?

バフェット太郎は毎月約10万円もの配当収入がありますが、これは4000万円運用しているからであって、180万円運用している人とはワケが違うのです。

もし、資産運用で月に3万円稼ぎたいと考えているなら、元本を最低500万円にして利回り7%で運用しなければなりません。また、それが無理な人は株式市場という巨大なカジノで短期売買というギャンブルをするしかありません。

もちろん、素人はギャンブルで身ぐるみを剥がされると相場が決まってるワケですが。

グッドラック。

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