バフェット太郎です。

世界最大の日用品メーカー、プロクター&ギャンブル(PG)が第3四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想0.94ドルに対して、結果0.93ドルと予想を下回りました。

売上高は予想157億2000万ドルに対して、結果156億1000万ドルと予想を下回りました。

売上高が不振だった主な要因は、ドル高による海外収益の目減りが影響したためです。これで13四半期連続の減収です。

【プロクター&ギャンブル(PG):日足】
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予想を下回る決算発表を受けて、株価は前日比ー2.51%安と急落しました。

プロクター&ギャンブルは、洗濯洗剤の「アリエール」、食器洗剤の「ジョイ」、消臭剤の「ファブリーズ」、ベビー用おむつの「パンパース」、髭剃りの「ジレット」、化粧品の「SK‐Ⅱ」など、消費者に馴染みのあるブランドをいくつも保有しています。しかし、多彩なブランド展開は同時に利益率を悪化させるなど経営効率が悪くなるなどのデメリットもありました。

そこで、同社は利益率の悪い部門を他社に売却するなどして、事業ポートフォリオの改革に踏み切りました。

ペットフードの「アイムス」を、「スニッカーズ」や「m&m」で知られる菓子大手のマース(未上場)に売却、2016年には美容製品の一部を化粧品大手のコティに売却するなどして利益率を改善してきました。

【プロクター&ギャンブルの営業利益率:2012-予2017】
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利益率は想定通り改善されており、今後は競争力の高いブランドに注力するそうです。

地域別売上高は米国41.4%、海外58.6%となっていることから、プロクター&ギャンブルに投資することは、世界に分散投資していることに近いです。一方でドル高に弱いことから、事業売却の影響も受けて、今後は売上高が横ばいで推移することが見込まれています。

バリュエーションはPER25倍、予想PER23倍、配当利回り3.14%と割安感はありません。

グッドラック。

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