バフェット太郎です。

米石油最大手のエクソン・モービル(XOM)が第1四半期決算を発表しました。

EPSは予想0.85ドルに対して、結果0.95ドルと予想を上回りました。

売上高は647億3000万ドルに対して、結果632億9000万ドルと予想を下回りました。

業績が好調だった要因は、販管費などのコストを削減したことに加えて、原油価格が上昇したためです。1ー3月期の原油先物の平均価格は1バレル52ドルと前年同期比で56%高となったことで上流部門が好調でした。

上流部門の探鉱・生産部門は23億ドルの黒字でした。(前年同期はー7600万ドルの赤字)。米国での赤字幅は前年同期の8億3200万ドルから1800万ドルへ縮小しました。

下流部門の精製・販売部門は11億ドルの黒字でした。(前年同期は8億9000万ドルの黒字)。

原油価格が回復したものの、1ー3月期の投資額はー19%減の41億6900万ドルに留まりました。

また、原油価格の先行き見通しに不透明感が残ることから、17年12月通期の投資額は従来計画通りの前期比12%増の220億ドルに据え置く方針を示しました。

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1ー3月期の投資額は減少し、17年12月通期の投資計画は据え置かれるものの、同業二位シェブロン(CVX)の1ー3月期の投資額ー32%減、17年12月通期の投資計画は12%減よりまともな数字です。これはエクソン(XOM)が原油高に強い上流部門と原油安に強い下流部門に満遍なく事業を分散しているためで、上流部門に偏ったシェブロン(CVX)より業績が安定しているためです。

そのため、原油安局面では他社より積極的に割安になった原油市場に投資することができますから、再び訪れる原油の強き相場で収益力が一層強固になることが期待されます。

【エクソン・モービル(XOM):週足】
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エクソン(XOM)の週足チャートです。80ドルが支持線となり反発しています。

グッドラック。

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