バフェット太郎です。
長期投資家に人気の高い食品株に異変が起きています。
そもそも、消費者に馴染みのあるブランドを保有する食品企業の業績は比較的景気に左右されにくいので、配当再投資戦略を実戦している長期投資家にとって人気の高い銘柄が多く、主力銘柄にしている人も少なくありません。著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)も主力銘柄にクラフト・ハインツ(KHC)を組み入れています。
その他の代表的な食品株では、「オレオ(クッキー)」や「リッツ(クラッカー)」のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)や「ハーゲンダッツ(アイスクリーム)」のゼネラル・ミルズ(GIS)、「ケロッグ(シリアル)」や「プリングルス(ポテトチップス)」のケロッグ(K)に、「ハーシーズ(チョコレート)」や「キスチョコ」のハーシー(HSY)、そして「スマッカーズ(ジャム)」のJMスマッカー(SJM)などがあります。
さて、これらの食品株は時代遅れのクソ株に成り下がってしまったのでしょうか。バフェット太郎はそうは思いません。確かにミレニアル世代を中心に、老舗加工食品メーカーの商品が避けられ始めたことは事実ですが、消費者に馴染みのあるブランドは、今後大きく成長しないものの、安定した収益をあげることは期待できるからです。
また、多数のブランドを保有しているゼネラル・ミルズ(GIS)のような食品株は、不採算ブランドを他社に売却することで、それで得たお金を投資家に還元することもできます。また、不採算ブランドの売却により、売上高そのものは減少するものの、収益力の高い優良ブランドのみが残るため、営業利益率やROE(自己資本利益率)の高い株に生まれ変わる可能性も十分にあります。
いずれにせよ、ボラティリティの低い食品株は長期投資戦略と相性が良いです。そのため、個人投資家は食品株に対して過度に悲観的になるよりも(ポートフォリオにおける食品株の比率が下がっているのなら)、適性の範囲で食品株を買い増すべきです。
グッドラック。
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長期投資家に人気の高い食品株に異変が起きています。
そもそも、消費者に馴染みのあるブランドを保有する食品企業の業績は比較的景気に左右されにくいので、配当再投資戦略を実戦している長期投資家にとって人気の高い銘柄が多く、主力銘柄にしている人も少なくありません。著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)も主力銘柄にクラフト・ハインツ(KHC)を組み入れています。
その他の代表的な食品株では、「オレオ(クッキー)」や「リッツ(クラッカー)」のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)や「ハーゲンダッツ(アイスクリーム)」のゼネラル・ミルズ(GIS)、「ケロッグ(シリアル)」や「プリングルス(ポテトチップス)」のケロッグ(K)に、「ハーシーズ(チョコレート)」や「キスチョコ」のハーシー(HSY)、そして「スマッカーズ(ジャム)」のJMスマッカー(SJM)などがあります。
これらの老舗加工食品メーカーの商品は、数年前からミレニアル(2000年以降に成人を迎えた)世代など、健康志向の高い人たちを中心に避けられ始めていて、彼らはデリカウンターにある茹でたてのパスタや新鮮なサラダに引き寄せられているのです。一方で、工場の機械によって大量生産されて、何週間も前から陳列棚に並べられているようなシリアルは見向きもされません。
そのため、小売業者は昔からある老舗加工食品メーカーの陳列棚スペースを縮小し、店舗内レストランや持ち帰り可能な出来たての食品向けスペースを広げています。
こうした小売業者の動向が大手食品メーカーの業績に大きく影響を与えているわけです。そして特に株価の下落が酷いのは以下の3銘柄です。
【ゼネラル・ミルズ(GIS)】
ゼネラル・ミルズ(GIS)の株価は今年つけた高値63ドル台からー11.7%安と急落しており、バリュエーションはPER20.7倍、配当利回りは3.44%となっています。
【ケロッグ(K)】
ケロッグ(K)の株価も一時76ドル台をつけたものの、そこからー9.6%安と急落しており、バリュエーションはPER35.15倍、配当利回り3.02%となっています。
【JMスマッカー(SJM)】
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JMスマッカー(SJM)の株価は高値からー12.9%安と暴落しています。バリュエーションはPER21.77倍、配当利回り2.4%となっています。さて、これらの食品株は時代遅れのクソ株に成り下がってしまったのでしょうか。バフェット太郎はそうは思いません。確かにミレニアル世代を中心に、老舗加工食品メーカーの商品が避けられ始めたことは事実ですが、消費者に馴染みのあるブランドは、今後大きく成長しないものの、安定した収益をあげることは期待できるからです。
また、多数のブランドを保有しているゼネラル・ミルズ(GIS)のような食品株は、不採算ブランドを他社に売却することで、それで得たお金を投資家に還元することもできます。また、不採算ブランドの売却により、売上高そのものは減少するものの、収益力の高い優良ブランドのみが残るため、営業利益率やROE(自己資本利益率)の高い株に生まれ変わる可能性も十分にあります。
いずれにせよ、ボラティリティの低い食品株は長期投資戦略と相性が良いです。そのため、個人投資家は食品株に対して過度に悲観的になるよりも(ポートフォリオにおける食品株の比率が下がっているのなら)、適性の範囲で食品株を買い増すべきです。
グッドラック。
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