バフェット太郎です。

バフェット太郎は米国の超大型連続増配株10社に均等分散投資していますが、この10銘柄を選ぶ際に気をつけていたことがあります。それは「絶対に潰れない銘柄であること」です。

そもそも、バフェット太郎が米国の超大型連続増配株10社に投資しようと思ったきっかけは、ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす』の影響を強く受けたためです。本書によれば、S&Pコア10種に投資して配当を再投資すれば、S&P500指数を大幅にアウトパフォームできる可能性が高いと主張してます。

S&Pコア10種とは、S&P100の中から、過去15年間一度も減配していないグループを抜き出し、その中から特に配当利回りの高い10銘柄を選ぶという戦略です。また、株価の上昇などを理由に配当利回りが低下すれば、年末に入れ替えを実施します。

このような運用方法で、1957年から2003年にかけての年率平均利回りはS&P500指数が11.18%だったのに対して、S&Pコア10種は15.68%と市場平均を大幅にアウトパフォームしました。

バフェット太郎はこのS&Pコア10種をもとに独自のポートフォリオをデザインして運用していますが、S&Pコア10種の運用方法と違うのは、銘柄入れ替えをしないということです。銘柄入れ替えをしないことで値上がり益にかかる税金や売買手数料を削減できるというメリットが大きいと考えたからです。

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一方で、保有している銘柄が経営破綻すればポートフォリオ全体に大打撃を与えるデメリットがあるワケですが。

そのため、経営破綻する確率が限りなく0に近い超大型優良株に投資する必要があったので、バフェット太郎のポートフォリオは生活必需品などのディフェンシブ銘柄でいっぱいになっているのです。

もし、あなたがバフェット太郎のように個別の連続増配株に投資して配当を再投資し続けたいと考えているなら、その銘柄は保守的なディフェンシブ銘柄でなければなりません。

例えば、同じエネルギーセクターでも、エクソン・モービル(XOM)とシェブロン(CVX)の事業構造を見ると、原油の探査・生産の上流部門に偏ってるシェブロン(CVX)の方が原油高の恩恵を受けやすい一方、精製・販売等の下流部門に満遍なく事業を分散しているエクソン・モービル(XOM)は原油安でも黒字を確保できる守りに強い事業構造をしています。そのため同じエネルギー・セクター内でも、より保守的なディフェンシブ銘柄を選ぶ場合は、エクソン・モービル(XOM)がオススメです。

また、特定の業界の事業構造から調べるのは面倒なので、最初にその業界が苦境に陥っていた時期に最も業績の良かった銘柄を抜き出してください。次に、どうしてその銘柄だけが他社よりも業績が良かったのかということを比較すれば、自然と事業構造が頭の中に入っていき、理解度も高まると思いますよ。

グッドラック。

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