バフェット太郎です。

ここ数年、大型株投資に比べて、中・小型株投資のパフォーマンスが優れていることから、小型株投資に魅力を感じている投資家は少なくないと思います。しかし、小型株への長期投資は必ずしも報われるわけではないので気をつけてください。

バロンズ』によれば、米国株式市場はわずか20年で半分以上の上場株が消滅したとのこと。シカゴ大学のCRSP(ブースビジネススクールの証券価格研究センター)の調べでは、97年に7335銘柄あった上場株は、現在3600銘柄に満たない数まで減少しています。

CPSRによれば、97年小型株2500銘柄に対して、17年1200銘柄未満と半減。超小型株も4000銘柄から1900銘柄弱まで半減しているそうです。

多くの小型株が消滅した時期が00年~12年に集中していることから、00年のITバブル崩壊と08年の金融危機による影響が大きかったことがわかります。つまり、小型株投資は経済危機の度に投資家に大きな打撃を与えるというわけです。

小型株ファンドのポートフォリオマネジャー、エリック・シナモンド氏は昨年、自身が運用する4億ドルのミューチュアルファンドを閉鎖し、投資家に資金を返したそうです。シナモンド氏は「小型株が狂気じみた水準に急騰し、保有銘柄が割高だったことを考えれば、それ以外の選択肢はなかった」として、小型株の先行き見通しに警鐘を鳴らしました。
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過去、小型株は75年~83年にかけて年率トータルリターンが35.3%と、大型株の15.7%を大幅にアウトパフォームした時期があります。これは、74年に米議会でERISA法が成立したことを受けて、年金基金が投資対象を小型株に広げやすくなったことが追い風になったことが背景にあるわけですが、83年以降、小型株は長い低迷期に入り、大型株をアンダーパフォームする期間が17年間(2000年まで)続きました。

そしてITバブル崩壊後、体力のない小型株が淘汰されましたが、生き残った一握りの小型株が急成長し、00年から06年までの間、年率7.2%の利回りを記録しました。これは大型株の1%にも満たない成績を大幅にアウトパフォームするものでした。

歴史を振り返れば、小型株投資は大型株投資に比べて長期で低迷することもあれば、大型株を大幅にアウトパフォームする時期もあります。そして小型株で成功したければ、70年代前半や90年代後半など、小型株が低迷していた時期に仕込む必要がありそうです。

さて、ダウ平均は過去8年間で三倍に上昇し、市場の牽引役となっていたのはまさに小型株でした。であることを考えれば、小型株投資はこれまでのようなリターンがもう得られないかもしれませんね。

グッドラック。

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