バフェット太郎です。

「ポストイット」などの消費財などを手掛けるスリーエムが第2四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想2.59ドルに対して、結果2.58ドルと予想を下回りました。

売上高は予想78億8000万ドルに対して、結果71億8000万ドルと予想を下回りました。

17年通期EPSは旧ガイダンス8.70~9.05ドルに対して、新ガイダンス8.80~9.05ドルと下限が上方修正されました。

株主還元として、配当は7億0100万ドル支払われ、自社株は4億9400万ドル買い戻されました。

事業別売上高は以下の通りでした。

「電気・エネルギー」は7.5%の大幅な増収でした。これは原油価格の低迷による影響の反動です。

「工業」は2.5%の増収でした。

「ヘルスケア」は1.8%の増収でした。

「消費財」0.5%の増収でした。

「セーフティ&グラフィックス」は0.9%の減収でした。

地域別売上高は以下の通りでした。

米国は0.5%の増収でした。米国は地域別売上高で40.5%を占める主要地域です。

アジア太平洋は8.3%の増収でした。アジア太平洋は地域別売上高で29.4%を占める準主要地域です。

EMEA(欧州・中東・アフリカ)は3.6%減少しました。EMEAは地域別売上高で20.5%を占めています。

中南米・カナダは2.5%の増収でした。中南米・カナダは地域別売上高は9.6%を占めています。

【経営成績】
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スリーエム(MMM)は化学・電気素材を核とした多角経営会社で、「ポストイット」などの消費財で知られていますが、電気、電子、ヘルスケア、通信、自働車・交通、オフィス、ホーム&レジャーなど幅広い産業分野に自社製品を供給しています。

米国外売上高は6割と半分以上を占めていることから、ドル高が海外収益の重しとなって前期は減収でしたが、経営の合理化が進み営業利益は改善傾向にあります。

配当は59年連続で増配する、連続増配株です。

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BPS(一株当たりの純資産)が減少する一方、EPS(一株当たりの純利益)が上昇しているため、ROEは46.49%となっています。
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本業の儲けを表す営業キャッシュフローは緩やかな右肩上がりで、投資キャッシュフローは拡大していませんから、莫大なフリーキャッシュフローの創出につながっています。

【スリーエム:MMM】
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予想を下回る決算を嫌気して、株価は急落しています。

株価に割安感はありません。

グッドラック。

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