バフェット太郎です。

NYダウ株式市場は前日比+52.32ドル(+0.24%)高の2万2016.24ドルと史上初めて節目の2万2000ドルの大台を突破し、6営業日連続で過去最高値を更新しました。上昇した主な要因はアップル(AAPL)株が+4.73%高と大きく買われ相場の牽引役となったためです。

【ダウ平均:$INDU】
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さて、ダウ平均が2万2000ドルの大台を突破する中で、米国株はバブルと言えるのでしょうか。

そもそも、株高の背景には好調な企業業績があります。第1四半期決算の伸び率は過去5年で最高で、第2四半期決算もこれに次ぐ内容です。さらに第3四半期決算は控えめに言っても2桁の伸びが期待できるので株高が続く公算が大きいです。
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加えて、まずまず好調な経済指標であるにも関わらず、インフレ率が伸び悩んでいることからFRB(米連邦準備制度理事会)がややハト派的であり金融緩和状態が長く続く見通しであることも、最近のトランプ政権による税制改革の遅れを無視させてくれる要因となっています。こうしたことを理由に米国株はバブルとは言えず株を売る理由は見当たりません。

とは言え、短期的な調整局面を迎える可能性がないわけでもありません。

これまで相場の牽引役となっていたのはハイテク株であり、特定のセクターだけが相場を牽引している状況は通常、健全とは言えないからです。そのため、決算シーズンが終盤になるにつれ、材料出尽くしの利食い売りでハイテク株を中心とした調整局面が起きることが懸念されています。

ただし、それも一時的な急落に留まると思います。市場参加者たちはトランプ政権による税制改革が18年か19年に後ずれすることをすでに織り込んでおり、「お楽しみ」が後で待っている中で、自分だけがゲームから降りることは許されないからです。

金融危機直前の07年、サブプライムローン問題が顕在化する中でシティ・グループ(C)のチャック・プリンスCEOは、「我々は音楽が鳴りやむまで踊り続けなければならない」と語りバブルの本質を説きましたが、株式市場は再び同じ過ちを犯そうとしているのかもしれませんね。

グッドラック。

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