バフェット太郎です。
かつて欧州ファンドとして有数の規模を誇っていた英オデイ・アセット・マネジメントも凋落はあっという間でした。
92年から運用が始まったクリスピン・オデイ氏率いるオデイ・アセット・マネジメントは、運用資産規模を順調に拡大し、世界中の投資家たちが欧州経済の見通しに弱気だった11年頃、「危機とはいずれ解決されるものだ」とし、バークレイズ銀行など欧州株に積極的に投資するなどして、14年には運用資産規模を120億(約1兆3200億円)ドル超まで拡大させました。
しかし、16年に中国経済が減速しつつあることや原油価格が暴落したこと、そして英国のEU(欧州連合)離脱が問題となった中で米国株安に賭けたことが裏目に出て、16年のS&P500指数のリターン11.9%に対して、オデイ・アセット・マネジメントのリターンは-49.5%と、まさに「血まみれ」の運用成績でした。
17年になるとダウ平均はさらに上昇。昨日は9営業日連続で史上最高値を更新し、2万2118.42ドルの過去最高値をつけて取引を終えました。
苦戦しているのは何もオデイ氏だけではありません。石油トレーダーのアンドリュー・ホール氏も自身が運用しているアステンベック・キャピタルの旗艦ファンドを閉鎖すると決めました。ホール氏はシティ・グループの天才コモディティ・トレーダーとして名をはせて、約1億ドル(約110億円)の報酬を得ていたことで有名です。
120億ドルを超える巨大なヘッジファンドも1億ドルもの莫大な報酬を手にした天才トレーダーも、運に見放されてしまえば巨大なカジノで身包みを剥がされるだけの負け犬トレーダーに成り下がるだけです。別の言い方をすれば、誰も未来を正確に予想し続けることができないということです。
★★★
ダウ平均は2万2118.42ドルと史上最高値を更新し、市場参加者たちからは割高との声が聞こえます。投資家たちは米国株を売って米国債を買うなど、調整局面に備えた動きも加速しています。しかし、誰も未来を正確に予想できないとするならば、この投資判断が正しいのかどうかは誰にもわかりません。
確実に言えることは、取引には売買手数料が発生し、含み益には課税されるということです。従って、短期的にどちらに転ぶかわからないのなら頻繁に売買することは控えて、何もせず静観に徹した方がお得だというわけです。
グッドラック。
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かつて欧州ファンドとして有数の規模を誇っていた英オデイ・アセット・マネジメントも凋落はあっという間でした。
92年から運用が始まったクリスピン・オデイ氏率いるオデイ・アセット・マネジメントは、運用資産規模を順調に拡大し、世界中の投資家たちが欧州経済の見通しに弱気だった11年頃、「危機とはいずれ解決されるものだ」とし、バークレイズ銀行など欧州株に積極的に投資するなどして、14年には運用資産規模を120億(約1兆3200億円)ドル超まで拡大させました。
しかし、16年に中国経済が減速しつつあることや原油価格が暴落したこと、そして英国のEU(欧州連合)離脱が問題となった中で米国株安に賭けたことが裏目に出て、16年のS&P500指数のリターン11.9%に対して、オデイ・アセット・マネジメントのリターンは-49.5%と、まさに「血まみれ」の運用成績でした。
17年になるとダウ平均はさらに上昇。昨日は9営業日連続で史上最高値を更新し、2万2118.42ドルの過去最高値をつけて取引を終えました。
苦戦しているのは何もオデイ氏だけではありません。石油トレーダーのアンドリュー・ホール氏も自身が運用しているアステンベック・キャピタルの旗艦ファンドを閉鎖すると決めました。ホール氏はシティ・グループの天才コモディティ・トレーダーとして名をはせて、約1億ドル(約110億円)の報酬を得ていたことで有名です。
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ホール氏は15年、原油相場の下落により米国とアジアの需要が大幅に拡大すると予想し、原油価格が低迷する中、果敢に買い向かいました。しかし、米シェールオイル企業の台頭で供給過剰懸念が解消されない中で原油価格が上昇に転じるはずもなく、結局大損することになったのです。120億ドルを超える巨大なヘッジファンドも1億ドルもの莫大な報酬を手にした天才トレーダーも、運に見放されてしまえば巨大なカジノで身包みを剥がされるだけの負け犬トレーダーに成り下がるだけです。別の言い方をすれば、誰も未来を正確に予想し続けることができないということです。
★★★
ダウ平均は2万2118.42ドルと史上最高値を更新し、市場参加者たちからは割高との声が聞こえます。投資家たちは米国株を売って米国債を買うなど、調整局面に備えた動きも加速しています。しかし、誰も未来を正確に予想できないとするならば、この投資判断が正しいのかどうかは誰にもわかりません。
確実に言えることは、取引には売買手数料が発生し、含み益には課税されるということです。従って、短期的にどちらに転ぶかわからないのなら頻繁に売買することは控えて、何もせず静観に徹した方がお得だというわけです。
グッドラック。
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