バフェット太郎です。

勝ち組アクティブ投資家のアドバイスは自己啓発本くらいの価値でしかありません。つまり、投機するモチベーションは上がるけど大して参考にはならないということです。

投資家の中にはわずか200~300万円の投資元本を2~3億円と100~200倍に増やした凄腕投資家たちがいます。彼らは市場参加者たちが見落としている割安な株を買い、過度に期待され過ぎている割高な株を売るなど、利ザヤを稼ぐことでお金持ちになりました。

こうした市場を出し抜くことのできる投資家は大勢の個人投資家から羨望の眼差しで見られ尊敬されます。しかし、彼ら凄腕投資家たちはこうも言います。

「凄腕投資家たちのマネをすべきではない」「自分のアタマで考えろ」「投資に対する考え方や哲学を参考にしろ」。確かにその通りなのですが、個人投資家たちの「何に投資したらいいの?」という問いには一切答えていないわけです。これはアクティブ運用において、何に投資すべきかの答えは常に変わるものなので、そもそも「答え」などないからです。
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多くの個人投資家たちにとって、資産運用とは普段の生活の中で片手間でやるものなので、凄腕投資家たちのように人生を賭けるようなことをしたりしません。別の言い方をすれば、多くの個人投資家たちはお金持ちになるために生きているわけではなく、幸せになるために生きているので、凄腕投資家になって投資元本を何百倍にも増やす必要は全くないのです。

従って、多くの個人投資家にとって投資元本を何倍、何十倍にするというスキルは必要なく、年率平均利回り6~7%程度が狙えるS&P500ETFなどのパッシブ運用で十分だということになります。

また、そもそもアクティブ投資家でお金持ちになっている人の多くは、2009年~12年以降に株を始めた人たちが多いです。なぜなら、ほとんど投資家たちが06年のライブドアショックと08年のリーマンショックで資産を溶かして退場しているからです。

つまり、次の暴落もアクティブ投資家たちは回避することができず消えていく可能性が高いので、弱気相場で通用しない彼らの投資戦略や考え方を参考にしても全く意味がないというワケです。

グッドラック。

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