バフェット太郎です。

ぼくたちは幸せになるために、常に誰かと比較して生きています。他人の年収や学歴(偏差値)、SNSの「いいね」の数。数値化できるありとあらゆるものを比較して、自分が優位な立場であることを確認して安堵するのです。

これは必ずしも幸せとは言えないかもしれませんが、人々の幸福度を調査した研究では、例えば、隣人の年収が増えることは、自身の年収が減ることとほぼ同程度のマイナスの影響をもたらすそうです。

この調査結果を裏付ける研究結果もあります。それは、米国や欧州など先進国に限らず、中国農村部など貧しい地域でも、人々は近くに住んでいる人の収入を最も気にするというものでした。

また、その中国農村部の住民の70%近くが、自分を同じ村に住んでいる人と比べると答え、村民以外の人と比べると答えた人は11%にすぎなかったそうです。さらに、自分の収入と村全体の平均収入を一定だと考えたとき、平均より多くの収入がある人は、平均より収入が少ない人よりも、ずっと幸福度が高いことがわかったそうです。

とは言え、全ての国々で同様の結果が確認されたわけではありませんでした。。例えば、南アフリカやラテン・アメリカ、ロシアといった国々では、近くに自分よりも裕福な人が住んでいると、心理的作用はプラスに働いたそうです。

ただし、これには理由があります。経済成長による恩恵を受けやすい発展途上国では、他人の収入が上がれば、将来、自分の収入も上がると予想できるからです。もちろん、その後自分だけ収入が上がらなければ落胆し、希望は失望に変わるのですが。
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というワケで、やはり人は相対的な収入、つまり他人(近くに住んでいる人たち)と比較した場合の収入をとても気にすることがわかりました。しかし、人は相対的な収入よりも大切にしているものがあります。それは順位です。

ある調査結果では、グループ内のほとんどの人よりも順位が上ならば、他人と比べて自分の収入がどれくらいかはそれほど関係ないそうです。

例えば、社内で同僚よりも出世したいと考えている人がサービス残業を全然苦にしないのは、労働時間に対する収入よりも、将来の順位に価値があると考えているからです。

そのため、管理職に出世して残業代がつかなくなったことで以前より収入が減った(残業代のつく部下の方が収入が多い)なんて話をよく聞きますが、人は相対的な収入よりも順位を気にしているため、それほど幸福度には関係ないそうです。

このように、人は他人(近くに住んでいる人たちや所属するグループの人たち)よりも相対的に収入が高い方が幸福度が高くなる傾向があります。一方で、グループ内での順位が上位であれば、必ずしも相対的な収入が幸福度を決定するわけではありません。

それにしても人はなぜ、他人と比較せずにはいられないのでしょうか。

つづく。

グッドラック。

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