バフェット太郎(@buffett_taro)です。

S&P500ETFに長期投資すべきと主張すると、必ずこう反論する人たちがいます。「過去は未来を保証しているわけではないから、絶対儲かるわけではない」と。

なるほど、確かに未来は誰にもわからないということはわかります。しかし、わかる未来だってあると思うのです。例えば、「日本の人口は今後減少が続く」ということです。あるいは、「日本は今後高齢者が増える」なんていうことも「わかる未来」なわけです。

投資家たちは、この「わかる未来」のハードルをできるだけ下げて、飛び越えるのではなく、またぐような低いハードルを探して投資すればいいだけです。

そういう意味で言えば、S&P500ETFに長期投資することで儲かるっていう未来は「わかる未来」だと思うのです。例えば、米国の上場企業は日本の上場企業と違い、「株主に利益を還元する」という精神と文化が根付いています。だからどんな景気局面においても確実にキャッシュフローを稼げるコカ・コーラとかフィリップ・モリス・インターナショナルとかジョンソン・エンド・ジョンソンみたいな超優良企業に長期投資すれば、稼いだ利益は株主に配当や自社株買いとして還元され、コツコツと配当を再投資し続ければ長期的に見れば儲かるってことくらい誰にでもわかると思います。

一方で日本の上場企業は稼いだお金を株主に還元するなんて、そういった精神と文化が根付いているかと言えばそんなことないし、なんだったら稼いだ利益をろくに需要予測もせずに設備投資に充てたり、お客さま還元とか言って販売価格を引き下げてブランド価値を棄損したり、不況が来ればすぐに減配や無配に走ったりする企業ばかりだと思います。なぜなら、日本の上場企業にとって大切なのは、会社で働く社員や取引先、そして顧客であり、株主なんてどうでもいい存在だからです。
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だからバフェット太郎は米国と日本の上場企業って、本質的には21世紀のサッカーと平安時代の蹴鞠くらい違っていて、S&P500ETFに長期投資すれば儲かるんだけど、日本企業に長期投資しても全然儲からないっていうのはこの先もずっと変わらないんじゃないかなと思うんです。

で、何が言いたいかって言うと、投資家は「わかる未来」を探して投資するだけで良くて、その「わかる未来」がS&P500ETFに投資して配当を再投資し続けることで、さらにお金持ちになるためには給料の一部をドルコスト平均法で積立て投資して元本を増やすっていう、まぁ当たり前のことなんだけれども、もうずっと変わらないです。

ちなみに、バフェット太郎が米国株ブログを書いてるのも「わかる未来」がそこにあったからです。だって、日本政府は資産運用をすべしと大合唱してるし、サラリーマンの給与は上がらないから資産運用に目がいくのは当たり前だし、誰もが資産運用に注目した時に、世界のマーケットの中心は米国株だし、誰もがインターネットと常に繋がっていることで企業の広告費は既存メディアからネットに流れていくのは必然でしょ?

今はまだテレビとか新聞とか雑誌、書籍、ラジオの方がエラくてインターネットは素人のたまり場みたいな感じで見下されてますけど、これも10年もすれば逆転しますよ。

そういうのをわかってない投資クラスタがあまりにも多くてビックリするんですよ。 例えばこの人みたいに「バフェット太郎は本が出せないから先がない」とかね。つか先が無いのは無職のこと人と書籍市場なわけでそっちに近づく必要性は全然ないわけです。

投資家ならその程度の時流くらい読んで、インターネットに人生の軸足を向けておく、それくらいわかってほしいものですけどね。まぁ投資クラスタの正体なんて所詮ただのギャンブルで儲かった人たちにすぎないから無理かもしれんけど。

グッドラック。

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