バフェット太郎(@buffett_taro)です。

ダウ平均が2万2000ドルを超えるなど過去最高値圏で推移するなか、これまで相場の牽引役となっていたハイテク大手のアップル(AAPL)が上値を抑え付けています。

「iPhone8」の事前注文は「iPhone7」ほど堅調ではないようです。これは「iPhone8」が「iPhone7」とかなり似ていて大きな違いがないためです。変更点をあえて挙げれば、背面がアルミ素材からガラス素材になったことやワイヤレス充電に対応したくらいで、iPhone7ユーザーがわざわざ買い替える必要性はなさそうです。

また、「iPhoneX」の発売を11月に控えていることも「iPhone8」の出足が低調な要因のひとつになっています。しかし「iPhoneX」は十分な供給量がないことからアップルの売上にどれほど貢献してくれるかはわかりません。さらに発売が例年の9月下旬から11月3日に遅れたことも10ー12月期決算の悪化要因となっています。

【アップル:AAPL】
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「iPhoneX」発表による材料出尽くしと、予想外に低調な「iPhone8」と発売が遅れた「iPhoneX」など悪材料が重なったことで株価は新作発表前の164.94ドルから151.89ドルとー7.9%急落しています。とはいえ、昨年90~110ドルレンジで推移していたことを考えれば、買い持ちしている投資家で含み損を抱えている人は少ないと思います。

さて、この日ソフトバンク傘下で通信大手4位のスプリント(S)と同業3位のTモバイルUS(TMUS)は過去四カ月にわたる断続的な協議の末、合併条件に関し暫定合意に近づいているそうです。

合併が実現すれば契約者数は1億3000万人を上回り、同業大手のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)やAT&T(T)に迫る他、売上高は700億ドルを超えると見られています。

この報道を受けてスプリントは+6.1%高、TモバイルUSは+1.1%高と上昇した他、ベライゾンとAT&Tも合併でライバルが一社減るとの見方が強まったことで、それぞれ+1.96%高、+0.97%高と大きく上昇しました。

【ベライゾン・コミュニケーションズ:VZ】
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通信大手による激しい価格競争に終止符を打たれることへの期待感から、ベライゾンは週間ベースで+4.26%高と大きく上昇し、一年以上続いた弱気トレンドのレジスタンス(上値抵抗線)を上に抜けています。

グッドラック。

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