バフェット太郎(@buffett_taro)です。
【ダウ平均:週足】
ダウ平均は16年3月以降ずっと50日移動平均線を上回り、強気トレンドが続いています。しかし、永遠に続く強気トレンドはありません。
いずれ訪れる調整局面で、多くの投資家は慌てて投げ売りしてしまうものですが、長期投資を実践している投資家は、みんなが売っている時にさらに値下がりすると考えられている株を保有し続けたり、場合によっては買い増すわけだから強い信念がなければなりません。
そのため投資する銘柄は、どんな局面でも自信が揺るがない、永続的な競争優位性を持つ偉大な企業に絞って投資する必要があります。
永続的な競争優位性を持つ企業は、長期で安定したキャッシュフローが見込めるので、持続的に株主にリターンを還元することができます。また、長く保有すればするほど企業価値は大きくなり、投資家のリターンも大きくなるのだから、わざわざ途中で投げ売りしようなどとは思わないですし、値下がりしている時に配当を再投資しようという気にもなります。
こうした企業の代表例がコカ・コーラ(KO)やフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、プロクター&ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などです。これらの企業は事業規模が大きく、競合他社が太刀打ちできないブランド力を持っており、さらに先行者優位のビジネスであることなどが参入障壁となり、永続的な競争優位性を持っていると言えます。
従って、長期投資家は一握りの永続的な競争優位性を持つ偉大な企業に投資して、長期で保有すればいいだけなのです。一方で、成長が期待できるからという理由だけで、将来有望のイケてる中・小型グロース株に長期投資すべきではありません。
米国株投資家の中には、将来有望のイケてる中・小型グロース株に投資することで、自分にしか本質的価値が見いだせない掘り出し物の銘柄を見つけたとして安易に長期投資する人たちがいます。
競争優位性を持つビジネスを作ることは難しいですが、その立場を守り続けることはもっと難しいです。そのため、当初思い描いていた未来は簡単に投資家を裏切ります。
しかし、世の中ではそうして立場を守り続けられなかった多くの企業は消えて、守り続けて成功した一握りの企業だけが生き残ります。これが、多くの個人投資家があらゆる企業の競争優位性は保たれると錯覚する理由です。
投資家には淘汰された多くの企業が見えていないので、生き残った企業だけが全てに見えるのです。つまり、「今だけ」競争優位性を持つ企業を永続的に保有すればいずれお金持ちになると勘違いしているのです。
最近の例で言えばスポーツシューズ大手のフットロッカー(FL)などがそれで、同社の株価は金融危機以降約20倍と大きく上昇していましたが、今年に入るとアマゾン・ドット・コム(AMZN)の攻勢を受けて株価は4月に付けた高値から半値以下に大暴落しています。
【フットロッカー:FL】
長期投資家はフットロッカーのような簡単に競争優位性を失う企業に長期投資するのではなく、永続的な競争優位性を持つことが期待される、一握りの超大型株に投資するべきです。それが先に挙げた銘柄群であり、配当を我慢できるのであればバークシャー・ハザウェイ(BRK.B)もいいです。
グッドラック。
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【ダウ平均:週足】
ダウ平均は16年3月以降ずっと50日移動平均線を上回り、強気トレンドが続いています。しかし、永遠に続く強気トレンドはありません。
いずれ訪れる調整局面で、多くの投資家は慌てて投げ売りしてしまうものですが、長期投資を実践している投資家は、みんなが売っている時にさらに値下がりすると考えられている株を保有し続けたり、場合によっては買い増すわけだから強い信念がなければなりません。
そのため投資する銘柄は、どんな局面でも自信が揺るがない、永続的な競争優位性を持つ偉大な企業に絞って投資する必要があります。
永続的な競争優位性を持つ企業は、長期で安定したキャッシュフローが見込めるので、持続的に株主にリターンを還元することができます。また、長く保有すればするほど企業価値は大きくなり、投資家のリターンも大きくなるのだから、わざわざ途中で投げ売りしようなどとは思わないですし、値下がりしている時に配当を再投資しようという気にもなります。
こうした企業の代表例がコカ・コーラ(KO)やフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、プロクター&ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などです。これらの企業は事業規模が大きく、競合他社が太刀打ちできないブランド力を持っており、さらに先行者優位のビジネスであることなどが参入障壁となり、永続的な競争優位性を持っていると言えます。
従って、長期投資家は一握りの永続的な競争優位性を持つ偉大な企業に投資して、長期で保有すればいいだけなのです。一方で、成長が期待できるからという理由だけで、将来有望のイケてる中・小型グロース株に長期投資すべきではありません。
米国株投資家の中には、将来有望のイケてる中・小型グロース株に投資することで、自分にしか本質的価値が見いだせない掘り出し物の銘柄を見つけたとして安易に長期投資する人たちがいます。
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彼らは好調な業績と株価、そしてそれを裏付ける企業の優位性を信じて投資するわけです。しかし、事業環境の変化とともに次第に競争優位性を失い、好調だった企業業績が傾き出し、株価がなし崩し的に落ちていくものです。競争優位性を持つビジネスを作ることは難しいですが、その立場を守り続けることはもっと難しいです。そのため、当初思い描いていた未来は簡単に投資家を裏切ります。
しかし、世の中ではそうして立場を守り続けられなかった多くの企業は消えて、守り続けて成功した一握りの企業だけが生き残ります。これが、多くの個人投資家があらゆる企業の競争優位性は保たれると錯覚する理由です。
投資家には淘汰された多くの企業が見えていないので、生き残った企業だけが全てに見えるのです。つまり、「今だけ」競争優位性を持つ企業を永続的に保有すればいずれお金持ちになると勘違いしているのです。
最近の例で言えばスポーツシューズ大手のフットロッカー(FL)などがそれで、同社の株価は金融危機以降約20倍と大きく上昇していましたが、今年に入るとアマゾン・ドット・コム(AMZN)の攻勢を受けて株価は4月に付けた高値から半値以下に大暴落しています。
【フットロッカー:FL】
長期投資家はフットロッカーのような簡単に競争優位性を失う企業に長期投資するのではなく、永続的な競争優位性を持つことが期待される、一握りの超大型株に投資するべきです。それが先に挙げた銘柄群であり、配当を我慢できるのであればバークシャー・ハザウェイ(BRK.B)もいいです。
グッドラック。
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