バフェット太郎(@buffett_taro)です。

株式市場の過熱感が高まる中で、「株価が下がったら押し目買いのチャンスだ」と楽観的に考えている自称長期投資家は少なくありません。しかし、あなたの「リスク耐性」は自分で考えているほど高くないことが暴落後にわかると思います。つまり、将来の暴落で投げ売りするのは、他でもないあたな自身であることを覚悟してください。

08年の金融危機以降に投資を始めた個人投資家たちは、過去の実績を振り返り、株を長期で持ち続ければ、満足のいくリターンが期待できると考えています。事実、1993年末から2013年末の20年間に渡ってS&P500ETFに長期投資した場合、ITバブル崩壊と金融危機という二つの大暴落が株式市場を襲ったものの、平均利回りは9.2%と十分満足のいくリターンが達成されました。

しかし、調査会社ダルバーの調べでは、多くの個人投資家たちはこれよりもずっと低い2.5~3%程度のリターンに留まっていたとのこと。

また、ダルバー社はピーター・リンチ氏が運用していた「マゼラン・ファンド」は、1977年から1990年までの間、年平均29%という驚異的なパフォーマンスを達成したものの、「マゼラン・ファンド」に投資した平均的な投資家たちは、お金持ちになるどころか損失を出していたという衝撃的な事実を明らかにしました。

一体なぜこのようなことが起こるのかというと、多くの個人投資家は最悪のタイミングで売買をするためです。例えば、08年の金融危機では株価の大暴落に耐え切れず、多くの投資家は株を投げ売りしたのです。

これは株価が暴落したという恐怖だけが原因ではなくて、失業などを原因に仕方なく投資資金を取り崩す羽目になった人もいれば、さらに値下がりしてから買い戻そうと考えている投資家たちの「売り」も原因になったからです。つまり、株式市場が暴落すると多くの個人投資家はジッとしてられないということです。

また一度暴落すると、その後元の水準に回復するまでかなりのリターンが必要になることも投資家心理を暗くさせました。
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例えば、株価が10%下落すれば、元の水準に戻るために11%の成長率が必要になりますが、50%下落すれば100%の成長率が必要になり、70%下落すれば230%も成長率が必要になります。

そのため、個別銘柄に投資している個人投資家たちは損失を取り戻すために、誰もが注目している将来有望のイケてる成長株に乗り換えざるを得なかったのです。

こうして、個人投資家たちは最悪のタイミングで売り、最悪のタイミングで買うという愚行を繰り返すのです。つまり、個人投資家の長期投資は机上の空論に近いというわけです。

ちなみに、バフェット太郎は個別銘柄に投資していますが、保有銘柄は弱気相場に強いディフェンシブ銘柄ばかりです。これは、あらかじめリスクの低いポートフォリオにデザインすることで、長期投資を机上の空論で終わらせず、実践的に運用するためです。

事実、バフェット太郎10種は過去の暴落局面において市場平均をアウトパフォームしていて、ITバブル崩壊ではS&P500指数が-37.50%下落したのに対して、バフェット太郎10種の平均下落率はー11.89%でした。また、金融危機ではS&P500指数がー42.04%下落したのに対して、バフェット太郎10種の平均下落率はー13.09%でした。

このように、個人投資家は普段からリスクの低い運用を心掛けておくことで、長期投資を実践的なものにすることができますし、暴落局面においてパニックになって慌てて投げ売りするなんていうこともなくなると思いますよ。

グッドラック。

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