バフェット太郎(@buffett_taro)です。

「完璧なアセットアロケーション(資産配分)」は投資家によって異なるので、唯一無二の解は存在しません。そのため、いくら長期的に見れば株式に100%集中投資した方が債券やREITを組み入れるよりもリターンが高くなるからと言って、株価の値動きに一喜一憂してしまい仕事やプライベートに支障をきたしてしまうようなら、必ずしも「株式100%」である必要はありません。

パッシブ運用を広めたバートン・マルキール氏は『ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理 』において、年齢によって株式と債券の比率を決定すべきと主張しており、例えば40歳だったら株式60%に債券40%、50歳だったら株式と債券にそれぞれ50%ずつ、60歳だったら株式40%に債券60%といった比率を推奨しています。

とはいえ、人々の平均寿命が延びて「人生100年時代」に突入したことを考えれば、必ずしも上記の比率が正しいとは言えません。また、退職年齢も人によってまちまちで、50代でセミリタイアする人もいれば、70代になっても仕事を続ける人もいます。
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さらに、20代だからと言って、心配性の個人投資家が株式80%債券20%で運用すれば、株価の値動きが心配になって仕事に集中できないなんてことにもなりかねませんし、60代だからと言って現役で仕事をバリバリこなしており、当分安定した収入が見込めるなら、何も債券ばかりに資産を振り分ける必要もありません。

そう考えると、あなたにとって「完璧なアセットアロケーション」はバートン・マルキール氏が決めるわけではなくて、あなたが自分の「経済的ニーズ」と「感情的ニーズ」を満たすことだけを考えて決断すればいいということがわかると思います。

また、時間の経過と共に、自分の経済的ニーズも感情的ニーズも大きく変化する可能性があります。例えば結婚により家族構成が大きく変わったり、転職に伴う給与の大幅な増減も考えられます。さらに、これまでの自分の考え方が大きく変わるなんてことも十分あり得ます。

すると、完璧なアセットアロケーションとは人によって違うし、さらに時間の経過と共に変わってくるので、唯一無二のアセットアロケーションなどそもそも存在しないということになります。

つまり、長期的に資産を最大化させたいのなら株式100%というアセットアロケーションでいいかもしれませんが、多くの人たちが心の平穏を保ちながら、ストレスなく運用するためには、株式100%という極端なアセットアロケーションである必要はないということです。

別の言い方をすれば、人は資産の最大化よりも、心の平穏を保つ方が重要であると考えているわけです。そしてそれはつまり、資産を最大化させたければ、どんな危機でも冷静で平穏な気持ちを保ち続けられる投資家にならなければならないことを意味します。

グッドラック。

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