バフェット太郎(@buffett_taro)です。

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社、バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)が第3四半期にIBM株の保有を約3分の1減らし、9月30日時点で3700万株(時価総額約54億ドル:約6120億円)としたことが明らかになりました。

バフェットは「自分が理解できないものには近づかない」とし、長年ハイテクセクターへの投資を見送ってきました。しかし、2011年に突如IBM株に100億ドル余り投資し、多くの投資家を驚かせました。

ところが今年に入ると、バフェットは「6年が経って、IBMに対する評価を幾分下げた」とし、自分の考えは誤りだったことを認め、IBM株を180ドル水準で大量に売却したのです。また、CNBCのインタビューで、「今後さらに売却する予定はない」とし「安く成れば買い戻す可能性もある」と話していました。

【IBM:週足】
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しかし、その後もバフェットはIBM株をズンズン売り続け、結局2011年の100億ドルから現在54億ドルと半減しました。

今後、さらに売りが進むかもしれませんが、IBM株に投資している投資家はバフェットが売ったからと言って心配になる必要はありません。

例えば、バフェットは2015年下半期以降、保有していたウォルマート・ストアーズ(WMT)株を売り始め、16年末までにすべてのウォルマート株を売り払いました。では、その後株価はどうなったでしょうか。

【ウォルマート・ストアーズ:WMT】
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年初来で+41%高とS&P500指数の+15%高を大幅にアウトパフォームしました。

バフェット太郎がこのブログを始めたのは16年1月だったので、ちょうどバフェットがウォルマート株を手放している最中でした。そのため、「バフェット太郎はウォルマートに投資しててクソダサい」なんてずっと言われ続けていたものです。

まぁ、バフェット太郎は今に見てろよなんて思いながら、ウォルマート株がポートフォリオにおける構成比率で最低銘柄になると、機械的に買い増し続けてきたわけです。結果、あんなにケチョンケチョンにけなされていたウォルマート株が現在ではバフェット太郎の主力銘柄にまで成長してしまったのです。

これ、バフェット太郎が何が言いたいかって言うと、ぼくってすごいでしょってことじゃなくて、バフェットの予想もみんなの予想も外れるっていうこと。だからバフェットがIBMを売ったからとか、みんながIBM株をボロクソ言ってるからといって、あなたがIBM株を手放す理由にはならないのです。

【IBM:キャッシュフロー】
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このグラフはIBMのキャッシュフロー計算書です。IBM株は22四半期連続で減収していてボコボコに売られていますが、本業の儲けを表す営業キャッシュフローはしっかりと安定しているのだから、むしろブルーチップ(優良株)がバーゲン価格で売られていると考えた方が自然です。

優良株への長期投資は辛抱強く持ち続けなければなりません。しかし、優良株を辛抱強く持ち続けさえすれば、満足のいくリターンが期待できると思いますよ。

グッドラック。

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