バフェット太郎(@buffett_taro)です。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏は個人投資家向けポートフォリオとして、S&P500ETFに90%、米短期国債に10%のポートフォリオを推奨していますが、「ヘッジファンドの帝王」と呼ばれるレイ・ダリオ氏は以下のポートフォリオを個人投資家向けに推奨しています。

【レイ・ダリオの個人投資家向けポートフォリオ】
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レイ・ダリオが推奨するポートフォリオを眺めると、米国株式(S&P500ETF)の比率が30%に対して、米中・長期国債の比率が55%と債券比率が高くなっていることがわかります。

これはレイ・ダリオによれば、株式の変動リスクは債券の約三倍あるとのことで、リスクを軽減するために債券に比重を置いているとのこと。また、金とコモディティは、インフレ加速時に下落しやすい株式、債券のリスク軽減効果に役立つためで、このポートフォリオはあらゆる景気局面に対応できるようにデザインされています。

また、バンガード・グループの創業者でインデックスファンドの創始者であるジャック・ボーグル氏が推奨するポートフォリオは自分の年齢と同じ率を債券に回すというものです。例えば30代の投資家なら米国株式(S&P500ETF)70%、米国債30%となります。

このように債券の比率は違えど、多くの賢者たちは口を揃えてパッシブ運用を推奨しています。そのため、個別銘柄への投資は愚者の投資法と言えるのかもしれません。

とはいえ、パッシブ運用が完璧な投資手法というわけでもありません。なぜかと言うと、パッシブファンドはアクティブファンドによる適正な価格形成機能にタダ乗りしていることに他ならないからです。
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どういうことかと言いますと、そもそも株価とは、アクティブファンドをはじめとした機関投資家たちが、日々、時間とお金をかけて個別銘柄を必死に調査し、あらゆる情報が瞬時に反映させるため、適正価格が値付けされていると考えられています。つまり、パッシブファンドが適正価格で株を買えるのは、アクティブファンドの努力にタダ乗りしているからなんです。

しかし、パッシブファンドに投資資金が流入し、アクティブファンドからは投資資金が流出した結果、アクティブファンドが市場から淘汰されたらどうなるでしょうか。誰も個別銘柄を調査・分析しなくなりますし、上場企業にとって時価総額を上げる手段は指数に採用されるかどうかになります。別の言い方をすれば、指数に採用されていれば企業努力なんかしなくても勝手に株が買われるわけです。

では、指数に採用されていない企業はどうなるかと言いますと、不正会計などの誘惑に駆られるようになります。なぜなら、企業が時価総額を上げるためには指数に採用されているかどうかでしかありませんから、企業努力をして指数に採用されるよりも不正会計をして指数に採用された方が手っ取り早いからです。

また、アクティブファンドが淘汰された世界では、外部からの厳しい目が向けられることもありませんから、アクティブファンドがこの世から姿を消せば、そうした不正会計をする企業がいくつか指数に紛れ込んでいるなんてことになります。

バレなきゃいいでしょって思うかもしれませんが、バレた時、あの企業もこの企業も不正会計をしていたら、じゃああの企業ももしかしたら不正会計をしているかもしれないよねってなります。すると、S&P500指数そのものの信用力が無くなって、パッシブファンドから大量の投資資金が流出し、優良企業の株も等しく売られるため、投資家にとってパッシブ運用は賢明な投資手法から、優良株を手放す愚者の投資手法になってしまうのです。

パッシブ運用が愚者の投資手法なら、賢明な投資手法は何かというと、そうです、アクティブ運用になります。この場合、お金と時間をかけて企業の適正価格を見抜けるアクティブファンドが賢明な投資手法になるんです。

まぁ、このような未来はちょっと大げさで言い過ぎかなとは思いますが、いずれにせよ、これからアクティブファンドの数が少なくなれば、それだけ企業をカバーすることができなくなることを意味しますから、適正価格が付きにくくなり、パッシブ運用はこれまでのようなアクティブファンドの努力にタダ乗りするなんてことはできなくなりますから、パッシブ運用の未来を疑う投資家が続出するなんてこともあり得ると思いますよ。

グッドラック。

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