バフェット太郎(@buffett_taro)です。

クソダサい投資家ほど1銘柄に集中投資したり、30~50銘柄と行き過ぎた分散投資をしたりするものです。

そもそも資産運用において分散投資は基本中の基本ですから、1銘柄へ集中投資するということは正気の沙汰じゃないし、虎の子の投資資金でギャンブルするようなものです。

個人投資家の中には1銘柄に集中投資して成功した人もいますが、それは銘柄分析に優れていたわけでも先見の明があったわけでもありません。たまたま予想が当たっただけです。その証拠に、一握りの銘柄に集中投資を繰り返してお金持ちになった投資家などほとんどいません。

どんな優良株でも10年に一度は30~50%くらいは暴落するものだし、誰でも予想が外れることはあるのだから、複数の銘柄に分散投資し、バランスを保ちながら堅実な運用を心掛けなければならないのです。

では、どれくらいの銘柄に分散投資すればいいの?ということなんですが、個人投資家にとって8~16銘柄程度が最適ゾーンになります。

【分散投資によるリスクの低減効果】
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このグラフは分散投資によるリスクの低減効果を表しています。このグラフを眺めると、保有銘柄数が1銘柄の時、最もリスクが大きいですが、5銘柄に増やしていく過程でリスクが急激に低減していることがわかると思います。

そして、保有銘柄数8~16銘柄になると分散投資によるリスクの低減効果が次第に消え初め、20銘柄を超えるとそれ以上の低減効果が気にならないくらいに小さくなります。

しかし、クソダサい投資家ほどリスクの低減効果を無視して1銘柄に集中投資し、保有銘柄が暴落するとパニックに陥って狼狽売りをしたり、株価が10~15年くらい経たないと回復しないクソ株を「割安で絶好の買い場だ」と勘違いしてさらに買い増しして凍死家になってしまったりするのです。

また、中にはリスクの低減効果が無くなっていることにも気づかず、気になった銘柄を手当たり次第に30~50銘柄くらい買いまくって、一人で悦に入ったりする投資家もいます。このような過剰な分散投資はポートフォリオの管理が難しくなることに加えて、売買手数料がかさむなどのデメリットが大きくなります。

例えば、時価評価額が2000ドル(約20万円)の株を50銘柄保有したととします。この時、1銘柄だけ手数料が割高にならないように1500ドル分買い増したとすると、その銘柄の時価評価額は3500ドルになりポートフォリオのコア銘柄になってしまいます。

さらに同じ銘柄を買い増せば、その他の銘柄との乖離が大きくなりすぎるのでそれ以上は買い増せませんし、乖離を無視して買い増せばその一銘柄にポートフォリオ全体が振り回されかねません。

また、30~50銘柄も分散投資してしまうとポートフォリオの管理も雑になり、買い増す銘柄も適当に値下がりしてる株を買ってみたりと、気づいたらポートフォリオがグチャグチャになってるなんてことに陥るわけです。

そのため、ほとんどの個人投資家にとって保有銘柄の最適ゾーンは8~16銘柄程度と言えます。

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