バフェット太郎(@buffett_taro)です。

7日のNYダウ株式市場は前日比70.57ドル(+0.29%)高の2万4211.48ドルと反発して取引を終えました。上昇した主な要因は、大手ハイテク株が買われたためです。

投資家の関心は今、税制改革法案の行方だけでなく、8日に暫定予算の期限が迫る中、連邦機関が週末に閉鎖されるかどうかということや、同日に発表される11月の米雇用統計の行方です。

労働省がこの日発表した米新規失業保険申請件数は予想24万件に対して、結果23万6000件と前週比2000件減少、三週連続して減少するなど労働市場が急速に引き締まっており、賃金に上昇圧力がかかるのではないかと期待されています。

ロイターによれば、11月の米雇用統計は非農業部門雇用者数は前月比20万人増、失業率は4.1%と前月から横ばいが予想されています。

さて、好調な労働市場や企業業績を背景に、米国株式市場は過去最高値圏で推移しています。こうした中でこれから米国株投資を始めてみようと考えている人たちは少なくないと思いますが、高値警戒感の中で投資を始めるタイミングがわからずにいると思います。

かくいうバフェット太郎も、そういう時期があったので気持ちはわかります。

【ダウ平均:2009-2015末】
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このチャートは2009年1月から2015年12月末までのチャートで、がバフェット太郎が米国株を始めたタイミングになります。

当時、09年の金融危機以降、株価は約2.5倍上昇していたため市場からは「米国株は割高だ」との声が聞こえていました。この時、バフェット太郎は何を考えていたかと言いますと、「このまま弱気相場に入るかもしれないから、米国株を全力で買うのではなく、ドルコスト平均法で積立投資しよう」「でも、予想に反して強気相場が加速するかもしれないから、ある程度のポジションは取っておこう」ということです。

【ダウ平均:2015-2017現在】
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結果どうなったかと言いますと、2015年12月にFRBが利上げに踏み切ったことをきっかけに株式市場は調整局面を迎えたわけですが、16年1月には底値をつけて株価は回復、11月の大統領選挙でトランプ氏が勝利すると相場は一気に加速しました。

結果的にバフェット太郎の「弱気相場に入るかもしれない」という予想は外れたものの、その予想が外れるかもしれないから「ある程度のポジションは取っておこう」という投資戦略が功を奏したわけであります。

では、翻ってこれから米国株投資を始める人はどのように戦略を組み立てたら良いのでしょうか。

バフェット太郎なら、あの時と同じ戦略にします。すなわちある程度のポジションを取っておき、あとはドルコスト平均法で積立投資をするというものです。

一方で一番やっちゃいけない投資戦略は「暴落局面がきたら底値で拾ってやろう!」という欲豚的発想でありまして、この投資戦略を考えていた欲豚たちは、2016年以降、一度も買い向かうことなく、強気相場をただ漠然と指をくわえて眺めていたのです。

こんなクソダサいことはないと思うんですよ。だって強気相場で米国株投資家たちがあれよあれよと資産を増やしているなかで、一人だけ「米国株投資家が浮かれているのは今だけ。米国株は暴落するから暴落したら安値で買ってやるぜケケケケケ」とか言ってるわけでしょ?

そりゃ暴落しない株式市場などないことを考えれば、米国株はいずれ暴落する運命にあるんですけれども、たとえ暴落してもあの時(17000~18000ドルで推移していた16年)の水準まで暴落するかなんてことはやっぱり誰にもわからないわけで、そしたら暴落を待っている投資家たちはいつから投資を始めんのよと。

一時、過去最高の2万4500ドルを付けた今、20%暴落しても1万9600ドルにしかなりませんからね。暴落をひたすら待って「安値で買ってやるぜケヒヒヒヒ」とか言ってたクソダサい投資家たちは今頃泡吹いて気絶してると思いますが、そういうクソダサい投資家にならないためにも、ある程度ポジション取った上で、ドルコスト平均法で積立投資していく投資戦略が最適解のひとつになり得ますよ。

グッドラック。

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