バフェット太郎(@buffett_taro)です。

週刊投資雑誌『バロンズ』が「2018年の推奨10銘柄はこれだ」と題して、厳選した10銘柄を紹介しました。さっそくその厳選さrた10銘柄をご紹介したいところですが、その前に昨年紹介した10銘柄はどうなったんよ?ということで、騰落率を調べてみました。

【バロンズ2017年推奨銘柄10種とS&P500種指数の騰落率】
S&P500 18.94%
GOOGL アルファベット 33.30%
AAPL アップル 48.40%
C シティ・グループ 27.33%
DAL デルタ航空 -1.97%
DTEGY ドイツテレコム 4.27%
MRK メルク -3.57%
NVS ノバルティス 15.25%
TOL トール・ブラザーズ 54.94%
UL ユニリーバ 37.76%
DIS ウォルト・ディズニー 2.43%
平均騰落率 21.81%

バロンズが推奨した10銘柄のうち5銘柄がS&P500種指数を上回った一方、残りの5銘柄は下回りました。また、アルファベットやアップルなど今年の主役となったFAAMG株が組み入れられていたことで、バロンズ10種はS&P500種指数を2.87pt上回りました。加えて、配当再投資を含むトータルリターンでもバロンズ10種が29.8%だったのに対してS&P500種指数22.8%と7.0pt上回りました。

とはいえ、昨年のバロンズ10種はS&P500種指数に対して6pt下回り、一昨年は4pt下回るなどボロ負けが続いていたことを考えると、今年7.0pt上回ったことは特別凄いというわけではありません。

そもそも投資の世界において、投資の専門家が予想を外すことは珍しいことでも何でもないといういことは広く知られています。例えば、投資の専門家が厳選した5銘柄とランダムに選んだ5銘柄のどちらがパフォーマンスが優れているかといった調査が行われたんですが、その結果、専門家が選んだ5銘柄がランダムに選んだ5銘柄を大幅にアウトパフォームしたなんてことはなくて、結果はまちまちだったんだとか。

そのため、長期的に見れば専門家に従って売買をしても市場平均を上回る確率が上がるわけではありません。とはいえ、専門家が何に注目しているのかっていうアイディアは参考になると思います。

【バロンズ2018年推奨銘柄10種】
ティッカー 社名 業種
ALLY アライ・ファイナンシャル 自動車ローン大手
GOOGL アルファベット インターネット検索大手
ANTM アンセム 医療保険大手
AMAT アプライド・マテリアルズ 半導体製造装置大手
BRK.A バークシャー・ハザウェイ 投資会社大手
DAL デルタ航空 航空会社大手
EPD エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ 石油パイプライン運営大手
PXD パイオニア・ナチュラル・リソーシズ 石油・天然ガス大手
USFD USフーズ 食品流通大手
VW フォルクスワーゲン ドイツ自動車大手

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【アルファベット:GOOGL】
アルファベットは二年連続で推奨されました。同社の予想PERは25倍とやや割高感があるものの、「アザー・ベッツ」部門(自動運転など)の損失を除いた場合のPERは20倍まで低下するとのこと。

とはいえ、アルファベットは新しい事業に挑戦する企業なんだから、その損失が無かったらっていう発想はちょっと違うんじゃないかなとは思います。

ただ、広告基盤の大部分は他社が容易に破壊できないことから、競争優位性の高い企業であることには変わりありません。

【バークシャー・ハザウェイ:BRK.A】
著明投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは法人税率の引き下げにより、同社が保有する1770億ドル(約20兆円)の株式ポートフォリオの利益に関連する繰り延べ税金負債が減少し、純資産額が約9%増加する可能性があるとのこと。

PBRは約1.5倍と過去数年間で最も割高な水準です。同社はコングロマリット(複合企業)でもあるためバリュエーションの評価が難しく、PBRは通常1.1~1.2倍程度です。

★★★

まぁ、バロンズの推奨銘柄に投資したからと言って儲かるわけではないので、個人投資家はその投資アイディアを参考にする程度に留めてください。

グッドラック。

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