バフェット太郎( @buffett_taro )です。

2017年は、2016年と同様に、S&P500ETFや誰もが知っている優良株に分散投資して、ただ買い持ちするだけで資産を増やすことができました。しかし、ダウ平均が過去最高の2万ドルを突破する中で、「米国株式市場は明らかにバブルだ!」と株高に警鐘を鳴らし、ポジションを解消した投資家の資産は実損こそしていないものの、機会損失を被ることになりました。

また、中にはゼネラル・エレクトリック(GE)をはじめ、わずか5銘柄を保有しただけで分散投資した気になっていたクソダサい投資家もいました。彼はわずか5銘柄に集中投資した結果、市場平均を大幅に下回って、失敗を他人のせいにしていたのです。

そもそも分散投資とは、8~16銘柄くらいに投資するものです。また、当然ですが、セクター分散は必須ですし、銘柄数が少なければ少ないほど、一銘柄がポートフォリオに与える影響が大きくなるので、8銘柄程度に分散投資するならボラティリティの高い資本財株や素材株、一般消費財・サービス株など景気敏感株は外しておかなければなりません。

しかし、クソダサい投資家ほど片手で数えられる数の銘柄に集中投資し、資本財株などの景気敏感株を買って短期的な値上がり益を期待し、当初の見込みが外れるとパニックに陥るのです。

こうした投資スタイルは予想が当たれば儲けは大きいですが、予想が外れれば大損することもあるので、一種のギャンブルのようなものです。しかし、投資している銘柄が優良株で、短期的なパフォーマンスを気にすることなく、長期で保有する気があり、さらにリスク許容度の高い経験を積んだ投資家なら、そうしたポートフォリオもアリだと思いますよ。

ちなみに、バフェット太郎は2016年も同じことを言っていました。

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2016年は、S&P500種指数が右肩上がりで上昇する中で、エネルギー株やバイオ株に集中投資した投資家は市場平均のパフォーマンスを大幅に下回る羽目になりました。前述した通り、セクター分散は分散投資の基本なので、いくらエネルギー株を5銘柄保有していても、それは分散投資とは言わないのです。また、これはバイオ株も同じです。

加えて、ただ買い持ちするだけで良かったのにも関わらず、2015年12月のFRB(米連邦準備制度理事会)による利上げや英国のEU離脱問題、米大統領選挙など、各種イベントでポジションを解消した投資家も少なくなく、実損こそしないものの、機会損失を被った投資家が散見されました。

バフェット太郎がいつも同じことを言ってるのは、投資家はいつだって同じ失敗を繰り返すからです。

さて、バフェット太郎は5000万円以上の資産を運用しており、二年間の累積収益額は1000万円を超えましたが、これは何も奇をてらうような特別な投資スタイルを実践して得た利益ではありません。

米国の超大型連続増配高配当株10社に均等分散投資し、配当を組入れ比率最低銘柄に再投資して、ずっと買い持ちしてきただけなんです。また、分散投資において個人投資家にとって最適なゾーンが8~16銘柄であることを考えれば、10銘柄はやや少ない方なので、当然ボラティリティの高いセクターを外し、ディフェンシブ銘柄中心のポートフォリオをデザインしました。これにより、短期的には市場平均と乖離することが予想されるものの、長期的には乖離率は縮小し、場合によっては上回ることが期待できます。

2018年もこうした投資原則が変わることはありません。適度に分散されたポートフォリオを長期で買い持ちし、配当再投資するなどして定期的にリバランスするだけです。

グッドラック。

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