バフェット太郎(@buffett_taro)です。

【ダウ平均:週足】
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今年、ダウ平均は2万ドルから2万4800ドルと20%以上上昇するなど株式投資家にとって幸運な一年となりました。また、今年一年を振り返って見ると、株式市場のボラティリティ(変動率)は非常に低く、一年を通してジワジワと上昇し、特に大きな調整局面もないまま穏やかな一年となりました。

このような幸運な一年は滅多にないものの、経験の浅い未熟な投資家ほど「株式投資で資産を増やすなんて楽勝」と考えるようになり、油断している投資家も散見されます。

例えば、現金比率が異常に低くなっていたり、あるいは主要ハイテク株や資本財株などボラティリティの高いセクターに集中投資したり、はたまたレバレッジを掛けたリスクの高い取引をしてみたり。

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強気相場が9年も続いたことを考えれば、金融危機を経験したことのない投資家も多くいると思いますが、暴落を経験したことのない経験の浅い投資家ほど、「バイ&ホールドとか楽勝やろww」と考えるものです。これは株式市場が暴落しても、みんなが同じように損をしているなら冷静でいられるだろうと考えているからだと思います。

しかし、上記の油断した投資家を例に挙げれば、ポートフォリオにおける現金などの安全資産の比率が低い一方、リスク資産の比率が高くなっている投資家は、安全資産に積極的に投資している投資家よりもパフォーマンスは悪くなるため、「自分のやっていることは間違っているかもしれない」と不安になり、債券の重要性を再確認するとともに、株式を投げ売りし、債券に投資したりします。

また、昨今の米国株式市場の上昇分の三割は、ビッグ5(フェイスブック、アマゾン、アップル、マイクロソフト、アルファベット)の値上がりによるもので、2018年、減税による利益確定売りが進むことが予想されているハイテクセクターが、弱気相場でさらに下落してしまうことを考えれば、セクター分散できていない投資家が狼狽売りしてしまうことも十分考えられます。

加えて、レバレッジを掛けたリスクの高い取引をすれば、自分自身のリスク許容度を超えてパニックに陥るのは必至です。

長期の強気相場だからこそ、基本を忘れずに堅実な運用を心掛けなければなりません。

グッドラック。

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