バフェット太郎(@buffett_taro)です。

投資スタイルには大きく分けてバリュー株投資とグロース株投資の二種類の投資スタイルがあります。どちらの投資スタイルで運用すべきかは投資家自身の好みや相性によるところが大きく、どちらが正しいということははありません。ただ、過去の実績を振り返れば、バリュー株投資とグロース株投資では、一度そのスタイルが勝ち始めると、数年間連続して勝ち続ける傾向があります。

【バリュー株投資VSグロース株投資】
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過去32年間を振り返ると、バリュー株が13回勝ち、グロース株が19回勝っているため、グロース株の方がやや有利かなっていう印象を受けますが、いったんその投資スタイルが勝ち始めると、少なくとも数年間続く傾向があるため、ややグロース株が有利に見えているだけなんじゃないかなと思います。

また、2018年は大規模な税制改革の影響を受けて、ハイテク株などのグロース株が利益確定の売りに押される一方、エネルギー株や通信株、小売株や金融株などのバリュー株が買われることが予想されるため、バフェット太郎は2018年以降バリュー株投資の時代になると考えています。

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とはいえ、金融危機後の2010年以降に株式投資を始めたばかりの人たちは、アマゾン・ドットコム(AMZN)やアルファベット(GOOGL)をはじめとしたグロース株の強気相場と、エクソン・モービル(XOM)やベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)をはじめとしたバリュー株の弱気相場を見てきているので、バリュー株投資よりもグロース株投資の方がよっぽど賢明な投資スタイルだと考えていると思います。

しかし、そもそも世界の投資マネーは頻繁にそのトレンドを変えたりせず、数年間同じトレンドが続くものなのです。これは、機関投資家の生存原理が働くためです。

例えば昨今、ファンドマネジャーたちは市場平均やライバルを出し抜くために、勢いのあるFAAMG株を積極的にポートフォリオに組み入れていました。FAAMG株が大きく上昇する中では、これらをポートフォリオに組み入れているかいないかでパフォーマンスの良し悪しが決まり、悪ければ顧客の投資資金が流出してしまうため、バリュエーションを無視して買わざるを得なかったのです。

とはいえ、買いが買いを呼べば当然相場は過熱してブームになります。そしてブームが終わればファンドマネジャーたちはまた新しいトレンドとなり得るセクターを見つけ、徐々に投資資金を動かしていくのです。

このように、トレンドは時間をかけて次第に変わっていくものなので、10年間のトレンドだけを見て、これが永遠に続くとかは考えないようにしてください。そのため、今後もグロース株の強気トレンドが続くと考えるのは間違いで、税制改革の影響を受けてハイテク株に利益確定の売りが入りやすいことを考えれば、今後はバリュー株投資の時代が来ると考えた方が自然であると言えるのです。

グッドラック。

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