バフェット太郎です。

かつてイケてるグロース株の代名詞だったアンダーアーマー(UAA)が見るも無残に暴落しててウケる可哀想。

【アンダーアーマー:UAA】
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9日、アンダーアーマーの株価はー4.79%安の15.11ドルと急落しました。急落した主な要因は、サスケハナ・インターナショナル・グループのアナリストが「アンダーアーマーはブランド戦略を間違えており、ナイキというよりリーボックのようなリスクに陥りつつある」とし、投資判断を引き下げたためです。

ブランド戦略をどう間違えたかと言うと、アンダーアーマーは最近、靴小売チェーン店やディスカウント店で商品を販売し始めたことで、「憧れのイケてるブランド」から「田舎のヤンキーが着てるジャージ」に成り下がってしまったのです。

アンダーアーマーは今まさにリーボックが辿った衰退の道を歩もうとしています。

もともとリーボックは、80年代から90年代にかけて革新的でおしゃれなスポーツシューズとして人気を集めていましたが、2006年にアディダスに買収されると低価格路線に突き進み、結果的にブランド価値に致命的なダメージを負ってしまったのです。

さて、アンダーアーマーは米国株投資家の間で人気のグロース株で、二年くらい前まではポートフォリオの主力銘柄にしていた個人投資家も少なくなかったことを考えると、グロース株への長期投資は難しいということがわかります。

当時、業績は右肩上がりで、株価も金融危機以降30倍も値上がりしていたのです。多くの個人投資家はアンダーアーマーに投資しなかったことを後悔すると同時に、業績は持続的に拡大するとの見通しから、過去最高値を更新する中で果敢に買い向かったのです。

しかし、ダウ平均が過去最高値を更新する中で、アンダーアーマーの株価は2015年の高値からー70%も大暴落など悲惨な状況が続いています。こうした中で、個人投資家はアンダーアーマーを買い持ちするべきでしょうか、買い増しするべきでしょうか、あるいは損切りするべきでしょうか。

【アマゾン・ドットコム:AMZN】
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こちらはアマゾン・ドットコム(AMZN)の長期チャートです。ドットコムバブル崩壊で株価は一時94%も下げる場面がありましたが、今日まで買い持ちしていれば、例えバブル崩壊直前の高値106ドルで投資を始めたとしても、株価は12倍になっていることを意味します。

もしかすると、現在のアンダーアーマーは、アマゾンの01年~02年頃で、これから大幅な反発が控えているかもしれません。しかし、そうなる保証などどこにもなく、多くの投資家が予想している通り、長期で低迷し続ける可能性の方が高いです。

そのため、個人投資家はアマゾンのような大暴騰を期待するよりも、時間がかかっても、確実にお金持ちになるために、超大型のディフェンシブ銘柄に投資し、実直に配当再投資を続けた方が賢明だと思いますよ。

グッドラック。

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