バフェット太郎です。

29日のNYダウ株式市場は前日比ー177.23ドル(-0.67%)安の2万6439.48ドルと反落して取引を終えました。下落した主な要因は、アップルの下げに押されたことに加えて、高配当株が軒並み下落したためです。

日本経済新聞によれば、米アップル(AAPL)は新型スマートフォン「iPhoneX」の販売が伸び悩んでいることを要因に、「iPhoneX」の生産量をこれまでの計画から半減させるとのこと。

投資家たちは「iPhone」がここ数年、販売台数が伸び悩んでいたことから、高価格帯の「iPhoneX」に期待していました。しかし、2月1日に予定されている第1四半期決算発表で、それが失望に変わってしまうのかもしれません。

【アップル:AAPL】
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フェイスブック(FB)やアマゾン(AMZN)など主要ハイテク株の「FAAMG」が軒並み上昇する中で、アップルだけは年初来安値を更新するなど冴えません。

また、この日は米10年債利回りが大きく上昇したことで、高配当株が軒並み売られました。コカ・コーラ(KO)ー1.71%安、アルトリア・グループ(MO)-1.68%安、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)ー1.43%安、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)ー1.14%安、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)ー1.08%安、エクソン・モービル(XOM)ー1.11%安でした。

【米10年債利回り:$UST10Y】
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昨年まで米10年債利回りは低迷(価格は上昇)していましたが、18年以降は一貫して上昇(価格は下落)していることが確認できます。これは投資家らがリスク資産に積極的に投資マネーを移しているためであり、今後リスクの高い小型株や出遅れ株、新興国株などが買われやすくなります。

一方で、長期金利が上昇する中でバフェット太郎が保有しているような超大型高配当株は買われにくく、市場平均をアンダーパフォームしやすいです。

また、米10年債利回りが2.70%に対して、米2年債利回りは2.11%と長短金利の利回り格差は0.59ポイントと依然としてプラス圏に推移していることから、株高トレンドはしばらく続く公算が大きいです。

これは過去の経験則に従えば、リセッション(景気後退)入りは長短金利の利回り格差がマイナス圏に落ち込み、その後プラス圏に戻る中で起きているためです。そのため、依然として利回り格差がプラス圏であることを考えればリセッションは遠いと考えた方が自然で、投資家と非投資家との間で、資産格差がますます広がる残酷な世界はまだ始まったばかりということです。

グッドラック。

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