バフェット太郎です。

5日のNYダウ株式市場は一時ー1597.08ドルと大暴落しました。終値では前日比ー1175.21ドル(ー4.60%)安の2万4345.75ドルで取引を終えました。一日の下げ幅としては過去最大で、値下がり率としては11年8か月ぶりの大きさでした。

(12年前といえばバフェット太郎はまだ新卒の23歳。あの頃は株式市場で起きてることなんてまるで理解してなかったし、FRBって何?ロシアの諜報機関?とか思ってた)

【ダウ平均:週足】
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取引終了後も米国株の「売り」は止まらず、ダウ先物は一時2万4000ドルの大台を割り込みました。

【VIX指数:日足】
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投資家の不安心理を表すボラティリティ・インデックス(VIX)指数は前日比+115.60%高の37.32ポイントと大暴騰しました。つまり、積極的に売買を繰り返している短期投資家たちが、大混乱の中で株を投げ売りしていたわけです。

暴落のきっかけとなったのは債券売りが加速した結果、米10年債利回りが2.885%と四年ぶりの水準まで上昇したためです。

【米10年債利回り:日足】
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債券の金利が上昇(価格は下落)すれば、企業の資金調達コストが割高になるため、マイナス材料として受け止められました。しかし、株式市場が暴落すると投資資金は債券に流れ、米10年債利回りは下落(価格は上昇)しました。

さて、暴落したとは言っても二か月前の水準に戻っただけなので、多くの投資家は含み益が乗った状態ですから悲観的になっていないと思います。また、長期投資を前提に調整局面を待っていた投資家たちにとっても、依然として納得のいく水準ではないことから「買い」に入りづらいです。

つまり、この調整局面でプレッシャーを感じているのは投資家ではなくて、むしろ調整局面を待っていた非投資家たちです。彼らはこれまで「暴落したら投資を始めよう」とか「暴落したら大きく買い増してやろう」と考え、強気相場をただ指をくわえて眺めていただけでした。そのため、彼らの現金比率は50%以上とめちゃくちゃ高いです。

「もし、この調整局面で株を買えなかったらこれから本格化するかもしれない強気相場に乗れない。かといって、この程度の下げでは買えない。だけど待ちすぎて買い逃せばこれから始まるかもしれない強気相場に…」

そんなことをぐるぐるぐるぐる頭の中で考えて凍死状態に陥っているわけです。

「じゃあどうすればいいのよ」ってことなんですが、バフェット太郎ならまず、投資用資金の半分を相場に突っ込んでポートフォリオを作ります。その後、半年から一年かけて残りの半分を「予め決めた日」に買い増ししてポートフォリオを完成させます。

そして、ポートフォリオを完成させた後も、働いたお金を少しずつ積み立て投資することで、資産の最大化を目指します。

でも、「それじゃあ底値で買えないじゃないか!」とか「割安で買えないじゃないか!」って怒られそうですが、そもそもバフェット太郎は誰もが「米国株は割安ではない」とか「割高だ」って言っている中で米国株に投資をしてきて含み益が乗っているので、底値で買う必要もなければ割安な水準で買う必要はないと考えています。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏は割安な株を買うことでリターンを最大化させてきましたが、それは彼にとって投資が「本業」だからです。多くの人にとって投資は本業ではないことを考えれば、本業に集中するためにも投資では大きな「ミス」をしないことを意識した方がいいです。

「ミス」とはすなわち、機会損失をしない、狼狽売りをしないということです。

だから非投資家はまず、株式市場の海に飛び込んでください。それだけで機会損失というミスは防げます。そして積み立て投資を続けてください。短期的な資産の変動はありますが、これから始まる強気相場を考えれば気にする必要はありません。

バフェット太郎は10年~20年後にはダウ平均は10万~20万ドルに上昇していると思っているので、それを考えたら2万6000ドルも2万ドルも誤差の範囲ですよ。

グッドラック。

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