バフェット太郎です。

20日のNYダウ株式市場は前日比ー254.63ドル(ー1.01%)安の2万4964.75ドルと反落して取引を終えました。下落した主な要因は、小売世界最大手のウォルマート(WMT)の第4四半期決算が予想を下回る悪い数字だったためです。第4四半期(10ー12月期)は年末商戦の時期にあたるため特に注目されていました。

【ウォルマート:WMT】
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ウォルマートの株価は結局ー10.18%安と暴落しました。ネット通販の売上高成長率が23%増と、第3四半期の50%から鈍化したことで、投資家から「ネット通販事業はアマゾンの一人勝ちになることを示唆している」との声も聞かれました。

【ウォルマートのネット通販売上高成長率】
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ウォルマートのネット通販売上高成長率は四半期ごとに鈍化傾向にあります。同社は決算発表の中で、19年1月期のネット通販売上高は前年比40%増に拡大するだろうと予想しています。

「ジェット・ドットコム」や「モドクロス・ドットコム」「ボノボス・ドットコム」といった新サイトへの投資を削減する一方、主力の「ウォルマート・ドットコム」へ顧客を呼び込むために経営資源を集中させる計画を立てているとのこと。

投資家らはこうしたウォルマートのネット通販事業に一喜一憂していますが、通年の総売上高に占めるネット通販事業の割合が4%程度に過ぎないことを考えれば、20%増でも50%増でも業績に与える影響は軽微だということがわかります。

既存店売上高は14四半期連続で増加するなど引き続き堅調です。

さて、ダウ平均はウォルマートの下げに押されて50日移動平均線を再び下回りました。

【ダウ平均】
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米10年債利回りの急騰を発端とした2月の米国発世界同時株安は、2万3400ドルを底値に6連騰していました。そのため、今日は「やれやれ売り」が優勢となったと言えます。

先日、VIX指数(恐怖指数)は40を超えていましたが、過去の経験則に従えばVIX指数が40を上回った後、株式市場は三か月ほど低迷することが知られています。そのため、ダウ平均は再び2万3400ドルを目指して急落するのではとの懸念の声も聞こえます。

グッドラック。

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