バフェット太郎です。

就寝前に前日比プラスで推移していたダウ平均が朝起きて暴落していたりすると「事件ですか、事故ですか⁉」てなるのはぼくだけではないと思います。3000万円程度の運用していると、朝起きたときに一般的なサラリーマンの月収二ヶ月分くらい損していたりするのは日常茶飯事ですが、大きく値を動かした朝はそういう気持ちになります。ただ、ぼくみたいな超優良企業ばかりに投資しているバリュー株投資家は、ニュースサイトの写真に出てくる証券取引所の人たちみたいに頭を抱えるなんてことはまずないです笑。「FANG」みたいなグロース株ばかりに投資している人たちは別でしょうが。

さて、13日のNYダウ株式市場は前日比-364.81ドル(-2.21%)安の1万6151.41ドルで取引を終えました。株価の下落要因は原油安と米企業収益への懸念が重しとなりました。

6日のモンサント(MON)の決算発表を歯切りに、いよいよ14日から本格的に各社の決算発表が始まります。今週の主な決算発表スケジュールは14日にインテル(INTC)、JPモルガン・チェース(JPM)、15日にウェルズ・ファーゴ(WFC)、シティグループ(C)、USB(USB)が予定されています。

マーケットは原油安だけでなく、決算発表前のリスク回避として売りが広がりました。ぼくが保有している10銘柄のうち8銘柄はダウ銘柄なので、今回の急落でぼくの米国株資産は前日比63万円くらいマイナスになりました。とは言え、3000万円程度の運用をしていればそれくらいは普通です。

ただ、昨年ブームになった「FANG」はもっとひどい落ち込みでした。「FANG」とは、フェイスブック(FB)、アマゾン(AMZN)、ネットフリックス(NFLX)、アルファベット(GOOG:グーグルの親会社)の頭文字から取った、将来有望の4銘柄のことです。FBは前日比-3.95%、AMZN同-5.84%、NFLX同-8.59%、GOOG同-3.51%でした。また、それぞれのPERは次の通りです。FB95.82倍、AMZN833.54倍、NFLX283.40倍、GOOG29.53倍です。

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将来有望成長株のPERは、通常のPERの概念は通用しません。例えばAMZNの833倍より、GOOGの29倍の方が割高だとも言えるということです。では、PERでなく何を基準に投資するべきかですが、それは「買い値」の一言に尽きます。「FANG」のような典型的なグロース株は投資家の「買い値」が全てなので、自分の買い値から5%下がったら損切する、自分の買い値から10%上がったら利食いするといったように、自分独自のルールに基づいて売買するのが常識です。

まして「ネット産業はこれから成長するのは当たり前だから、PERは多少高くても長期投資すれば儲かる」とか痛いこと言っている投資家は本当の投資を知らない初心者です。はやく「損切と利食いの技術」を習得しないとニュースサイトの証券取引所の写真みたく頭を抱えることになりますよ。
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