バフェット太郎です。

20日のNYダウ株式市場は前日比+116.36ドル(+0.47%)高の2万4727.27ドルと反発して取引を終えました。上昇した主な要因は20~21日の日程で開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を控えて買い戻しが優勢となったためです。また、原油高も好感されました。

さて、CMEフェドウォッチによると、投資家が予想する3月の利上げ確率は94%で確実視されており、今回のFOMCで0.25ポイントの利上げが決まると見込まれています。また、今年は年三回の利上げが実施されると予想する投資家らが最も多いものの、年四回を予想する投資家も36%に達しています。(ただし、年三回の利上げが四回になったところで市場に与える影響は軽微と予想されています)

今回のFOMCはパウエル議長がFRB議長に就任して初めての会合です。そのため投資家らは結果発表後の会見で、パウエル議長が景気や物価についてどのような発言をするのかに注目しています。

また、中東情勢を巡り緊張が高まっていることを背景に原油先物価格が前日比+2.27%高の1バレル63.54ドルと急伸しました。

【原油先物価格:日足】
1
SPONSORED LINK
サウジアラビアとイランの間で緊張が高まるなど中東情勢が緊迫化していることに加えて、ベネズエラで原油生産が落ち込んでいることを背景に原油価格が大きく上昇しました。

またチャートを眺めると、これまで三角保合いを形成していましたが、レジスタンス(上値抵抗線)をブレイクアウトし、さらに50日移動平均線を上回ったことで買いシグナルが出ました。足もとでは米国の原油生産が増加していることや不安定な株式市場が上値を重くすることが予想されるものの、2月からの調整局面は脱しつつあります。

一方でSNS世界最大手のフェイスブック(FB)はー2.56%安の168.15ドルと昨日に引き続き売られました。

【フェイスブック:FB】
2
2016年の米大統領選でトランプ氏の勝利に大きな役割を果たしたとされる、データ分析・選挙コンサルティング会社の英ケンブリッジ・アナリティカがフェイスブックの5000万人分の個人情報を不正に利用していたことを巡り、FTC(米連邦取引委員会)がフェイスブックが個人情報の扱いを巡る同意事項の条件を違反したかどうかについて、調査に着手したことが嫌気されました。

チャートを眺めると直近で高値を更新していたのにも関わらず、RSIとMACDの上値が切り下がっているダイバージェンス(逆相関の関係)が見られました。これは強気トレンドの最終局面に現れやすいパターンです。

フェイスブックは12年に上場して以降、この50日移動平均線から幾度となく反発して強気トレンドを維持してきました。しかし、永遠に続く強気トレンドはないことを考えると、FANG(牙)株ブームは「F」から崩れ落ちてしまうのかもしれません。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
SPONSORED LINK