バフェット太郎です。

ネット通販最大手のアマゾン・ドットコム(AMZN)の時価総額がアルファベット(GOOGL)を抜き、米国でアップル(AAPL)に次ぐ第二位に浮上しました。

史上初の1兆ドル企業を目指す競争の中、アップルの時価総額は8900憶ドル(約95兆円)、アマゾンは約7680億ドル(約82兆円)、アルファベット約7630億ドル(約81兆円)、マイクロソフト(MSFT)約7170億ドル、バークシャー・ハザウェイ(BRK.A)約5050億ドルと続いています。

【FAAMG株の推移】
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昨年、S&P500種指数の上昇分の三分の一はFAAMG株によるものと言われていましたが、今年はアマゾンだけが大きく上昇し、その他四銘柄の伸び率は鈍化しつつあります。

先日まで時価総額第5位だったフェイスブック(FB)は、管理する5000万人分の個人情報がデータ分析・選挙コンサルティング会社のケンブリッジ・アナリティカによって不正に取得・利用された問題を受けて、時価総額はわずか二日間でー500億ドル(ー9.2%)減の4880憶ドルまで減少しました。

また、アップルは新型iPhoneの需要減少を受けて株価に勢いがありません。加えて、アルファベットは動画投稿サイト「YouTube」の攻撃的な動画を巡って広告主の抗議が相次ぎ、1クリック当たりの広告単価が14%減少するなど将来の業績見通しに対して懸念が高まっています。

さて、S&P500種指数は時価総額加重平均型指数であるわけですが、これは時価総額の大きい企業ほど指数に与える影響も大きくなります。そのため、時価総額が巨大な「FAAMG」株が市場平均に与える影響は大きく、将来S&P500種指数の足枷になりかねません。

【FAAMGとS&P500種指数:2013ー2018】
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チャートは過去5年間のFAAMG株とS&P500種指数の推移です。S&P500種指数+73.58%高に対して、フェイスブック+586.67%高、アマゾン・ドットコム+503.44%高、アップル+164.70%%高、マイクロソフト+229.87%高、アルファベット+171.47%高とFAAMG株が市場平均を大幅に上回っていました。

これまで「FAAMG」株に牽引されるかたちで株式市場は大きく上昇してきましたが、このトレンドが逆回転した時、相場は瞬間的な調整局面を迎えます。とはいえ、それがいつの日になるかは誰にもわからないため、強気相場が終わる日まで投資家は楽観の中で踊り続けるわけですが。

グッドラック。

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