バフェット太郎です。

米ネット通販最大手のアマゾン・ドットコム(AMZN)の株価が一時前日比ー7.4%安の1386.17ドルまで急落し、サポートラインの50日移動平均線を下回りました。

【アマゾン・ドットコム:AMZN】
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アマゾンの株価が急落している主な要因は、新興ネットメディアの「アクシオス」がトランプ大統領がアマゾンに対する課税強化や反トラスト(独占禁止)法違反での提訴を検討していると報じ、将来の業績見通しに対して警戒感が広がったためです。

トランプ大統領はアマゾンがショッピングモールや小売業、郵便局などの経営を圧迫していることに加えて、アマゾンに出店する小売業者が州の売上税を納めていないことなどを問題視しており、さらにジェフ・ベゾスCEOが保有するワシントン・ポスト紙がトランプ政権に批判的なことも、トランプ大統領がアマゾンに対して厳しい態度を見せる一因となっているようです。

さて、これまで米国株式市場の牽引役となってきた「FAAMG」株ですが、ここにきて少しずつ崩れ始めてきています。

アップル(AAPL)は新型iPhoneの需要減少を受けて株価に勢いがなく、フェイスブック(FB)は保有する5000万人分の個人情報がデータ分析・選挙コンサルティング会社の英ケンブリッジ・アナリティカによって不正に取得・利用された問題を受けて売られています。

さらにアルファベットは動画投稿サイト「YouTube」の攻撃的な動画を巡って広告主の抗議が相次いでいることに加えて、EU(欧州連合)がIT大手企業に対して売上高へ課税することが検討されていることも懸念材料となっています。

こうした中、アマゾンは将来有望のイケてるグロース株として高く期待されており、FAAMG株の中でも特に注目されていた銘柄でしたが、アマゾンも崩れ始めたことでいよいよFAAMG株ブームの終焉となってしまいそうです。

ちなみに、S&P500種指数は時価総額加重平均型株価指数であることから、時価総額の大きい企業ほど指数に与える影響が大きいです。そのため、FAAMG株の下落は指数全体の足枷になりかねず、S&P500インデックスファンドに投資しているパッシブ投資家たちは、ポートフォリオにアマゾンが組み入れられていることを悔やむかもしれません。

グッドラック。

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