バフェット太郎です。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、お気に入りの保有期間を「永遠」とし、ウェルズ・ファーゴ(WFC)やコカ・コーラ(KO)、アメリカン・エキスプレス(AXP)を約25年間も保有し続けています。

クソダサい投資家ほど、わずかな含み益に大喜びしてすぐに利食いする一方、低迷している株にはしがみついて凍死家になったりします。こうした投資家の行動をピーター・リンチ氏は「花を切って雑草に水をやる行為」と指摘し、バリュエーションが妥当なかぎりは保有し続けるべきだと主張しました。

本来なら投資家は、雑草にあたる低迷している株を捨てて、花にあたる優良株をそのまま保有することで、花壇というポートフォリオを綺麗に維持しなければなりません。しかし、クソダサい投資家はそれと真逆のことを平気でするので、花壇が雑草ばかりになるというわけです。

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保有期間が永遠であることのメリットは花壇を綺麗に保つということだけでなく、税金が取られないことのメリットが挙げられます。頻繁に売買しなければ利益にかかる税金や売買にかかる手数料などのコストが発生しないので、パフォーマンスを最大化することができます。

とはいえ、バリュエーションがあきらかに割高な場合は「売る」という判断に迫られる場合があります。特に資本財セクターなどの景気循環株は景気に業績が左右されるので、景気サイクルの度に「売り時」がやってきます。

つまり、資本財株への投資はやたらと(税金や手数料などの)コストがかかること、そして株価のボラティリティ(変動率)が大きいことから永久保有にはあまり向いていません。

そのため、永久保有を目的に投資するなら、ソフトドリンクやタバコ、洗剤、歯磨き粉といった毎日消費される商品を取り扱う生活必需品セクターがお勧めです。

具体的な銘柄を挙げると、コカ・コーラ(KO)やプロクター&ギャンブル(PG)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、クラフト・ハインツ(KHC)などです。

これらの企業の商品は、景気の良し悪しに関わらず頻繁に買われ、毎日消費されます。加えて、事業を継続するのに莫大な設備投資も必要ないので借金もなく、事業全体へのリスクが極めて低いと言えます。

クソダサい投資家になりたくなければ、小さな利食いを繰り返したり、資本財株やブームになってるイケてるグロース株に投資するのではなく、安定したキャッシュフローが見込める生活必需品株中心に投資した方が賢明ですよ。

グッドラック。

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