バフェット太郎です。
投資の世界では「何に投資し、どう運用すべきか」の問いに「S&P500インデックスファンドに投資して配当を再投資しろ」とか「バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)に投資してバイ&ホールドしろ」など、いくつかの最適解が用意されています。
これって一見するとすごく簡単なように思えます。しかし、こんな簡単なことをどうして投資家たちはできないかって言いますと、こうした投資戦略が常に最適解と言うわけじゃないからなんです。
例えば、S&P500インデックスファンドを2000年のドットコム・バブル崩壊直前に投資して、08年の金融危機を経て、09年末までの10年間、配当を再投資し続けたとしても、米国債を中心としたポートフォリオのパフォーマンスを大幅にアンダーパフォームしていたわけです。
どうして10年も運用してるのに株式が債券のパフォーマンスをアンダーパフォームするんだって思うかもしれませんけれど、答えは単純で、このわずか10年の間に二回の大暴落があり、株式市場にとってめちゃくちゃ不利な相場だったからなんです。
これは著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイへの投資でも同じことが言えるわけで、例えばバークシャーの場合、10年に一度のペースで40~50%の暴落をしていて、73年から75年にかけて最大で約60%暴落し、87年のブラック・マンデーでは約40%暴落しました。さらに98年に約50%暴落し、08年の金融危機でも約50%暴落していました。
つまり、バークシャーはS&P500インデックスファンドへの投資同様、何度も大きく暴落してきたし、債券のパフォーマンスにすらアンダーパフォームする時期があったので、多くの個人投資家は将来の見通しにどうしても不安になってしまうんです。
今でこそあなたは当たり前のように「S&P500インデックスファンドへの配当再投資戦略が正しい」と言えるわけですが、弱気相場においてそれこそが間違った投資戦略になってしまっているので、あなたが思ってるほどバイ&ホールドは簡単じゃないってことだけは覚えておいた方がいいです。
そもそもS&P500種指数は時価総額加重平均型指数であるため、配当を再投資すると割高な株式をより多く再投資することになります。これは強気相場ではパフォーマンスを押し上げるものの、弱気相場では反対に押し下げる原因になってしまいます。
また、インデックスファンドは所詮、指数に連動することを目標にしているだけなので、60年代~80年代の時のような弱気相場においてパフォーマンスを著しく悪化させます。こうした中ではパッシブ運用は思考停止型のクソダサい投資手法としてバカにされ、債券や一部の成長株に投資している人たちにパフォーマンスで劣る可能性が大きいため、パッシブファンドに売りが出やすくなります。
さっきも言いましたけれども、00年から09年末までの10年間は株式より債券に集中投資していた方がよっぽどマシなリターンでしたし、60年代から80年代前半のパフォーマンスも株式への投資は「株式の死」と言われるくらい酷い有様でした。
つまり、10年程度のスパンでは株式が債券よりも絶対的に有利とはいえないため、短期的なパフォーマンスばかり気にしている個人投資家らは早々にインデックスファンドを手放して、アクティブファンドに再投資するなんてことが目に見えてます。
従って、「S&P500インデックスファンに投資して配当再投資しろ」とか「バークシャーに投資してバイ&ホールドしろ」っていう最適解が予想外に難しいっていうことがこれから始まるかもしれない弱気相場で嫌っていうほどわかるかもしれないですね。
グッドラック。
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
投資の世界では「何に投資し、どう運用すべきか」の問いに「S&P500インデックスファンドに投資して配当を再投資しろ」とか「バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)に投資してバイ&ホールドしろ」など、いくつかの最適解が用意されています。
これって一見するとすごく簡単なように思えます。しかし、こんな簡単なことをどうして投資家たちはできないかって言いますと、こうした投資戦略が常に最適解と言うわけじゃないからなんです。
例えば、S&P500インデックスファンドを2000年のドットコム・バブル崩壊直前に投資して、08年の金融危機を経て、09年末までの10年間、配当を再投資し続けたとしても、米国債を中心としたポートフォリオのパフォーマンスを大幅にアンダーパフォームしていたわけです。
どうして10年も運用してるのに株式が債券のパフォーマンスをアンダーパフォームするんだって思うかもしれませんけれど、答えは単純で、このわずか10年の間に二回の大暴落があり、株式市場にとってめちゃくちゃ不利な相場だったからなんです。
これは著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイへの投資でも同じことが言えるわけで、例えばバークシャーの場合、10年に一度のペースで40~50%の暴落をしていて、73年から75年にかけて最大で約60%暴落し、87年のブラック・マンデーでは約40%暴落しました。さらに98年に約50%暴落し、08年の金融危機でも約50%暴落していました。
つまり、バークシャーはS&P500インデックスファンドへの投資同様、何度も大きく暴落してきたし、債券のパフォーマンスにすらアンダーパフォームする時期があったので、多くの個人投資家は将来の見通しにどうしても不安になってしまうんです。
今でこそあなたは当たり前のように「S&P500インデックスファンドへの配当再投資戦略が正しい」と言えるわけですが、弱気相場においてそれこそが間違った投資戦略になってしまっているので、あなたが思ってるほどバイ&ホールドは簡単じゃないってことだけは覚えておいた方がいいです。
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さて、こうした中、インデックス投資で有名な米資産運用会社ステート・ストリート社のCIO(副最高投資責任者)ローリー・ハイネル氏が「株式は長く強気相場が続いたので、そろそろ利益を確定し、ボラティリティの激しい市場や弱気相場に負けない運用ができるアクティブファンドに一部資金を移そうかと考えている」と語りました。そもそもS&P500種指数は時価総額加重平均型指数であるため、配当を再投資すると割高な株式をより多く再投資することになります。これは強気相場ではパフォーマンスを押し上げるものの、弱気相場では反対に押し下げる原因になってしまいます。
また、インデックスファンドは所詮、指数に連動することを目標にしているだけなので、60年代~80年代の時のような弱気相場においてパフォーマンスを著しく悪化させます。こうした中ではパッシブ運用は思考停止型のクソダサい投資手法としてバカにされ、債券や一部の成長株に投資している人たちにパフォーマンスで劣る可能性が大きいため、パッシブファンドに売りが出やすくなります。
さっきも言いましたけれども、00年から09年末までの10年間は株式より債券に集中投資していた方がよっぽどマシなリターンでしたし、60年代から80年代前半のパフォーマンスも株式への投資は「株式の死」と言われるくらい酷い有様でした。
つまり、10年程度のスパンでは株式が債券よりも絶対的に有利とはいえないため、短期的なパフォーマンスばかり気にしている個人投資家らは早々にインデックスファンドを手放して、アクティブファンドに再投資するなんてことが目に見えてます。
従って、「S&P500インデックスファンに投資して配当再投資しろ」とか「バークシャーに投資してバイ&ホールドしろ」っていう最適解が予想外に難しいっていうことがこれから始まるかもしれない弱気相場で嫌っていうほどわかるかもしれないですね。
グッドラック。
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