バフェット太郎です。

IT関連サービス大手のIBMが第1四半期決算を発表しました。

EPSは予想2.41ドルに対して、結果2.45ドルと予想を上回りました。

売上高は予想187億8000万ドルに対して、結果190億7000万ドルと予想を上回りました。

通期EPSは予想13.84ドルに対して、ガイダンス13.80ドルが提示されました。

【IBM】
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決算発表を受けて、時間外取引でー5.75%安と急落しています。これは売上高は増収となったものの、粗利益率の低下に歯止めがかからないためです。

部門別売上高は以下の通りでした。

コグニティブ・ソリューションズは前年同期40億6200万ドルに対して、今期42億9900万ドルの増収となりました。

グローバル・ビジネス・サービスは前年同期40億0600万ドルに対して、今期41億7400万ドルの増収となりました。

テクノロジー・サービス&クラウド・プラットフォームは前年同期82億1600万ドルに対して、今期86億2500万ドルの増収となりました。

システムは前年同期13億9500万ドルに対して、今期15億ドルの増収となりました。

グローバル・ファイナンスは前年同期4億0500万ドルに対して、今期4億0500万ドルと横ばいでした。

全体の売上高は前年同期181億5500万ドルに対して、今期190億7200万ドルの増収となりました。

部門別粗利益率は以下の通りでした。

コグニティブ・ソリューションズは前年同期43.8%に対して、今期43.2%と低下しました。

グローバル・ビジネス・サービスは前年同期23.4%に対して、今期23.3%と低下しました。

テクノロジー・サービス&クラウド・プラットフォームは前年同期38.8%に対して、今期38.2%と低下しました。

システムは前年同期47.5%に対して、今期43.7%と低下しました。

グローバル・ファイナンスは前年同期31.8%に対して、今期34.4%と上昇しました。

全体の粗利益率は前年同期43.8%に対して、今期43.2%と低下しました。

特に売上高の半分近くを占めるテクノロジー・サービス&クラウド・プラットフォームの粗利益率が0.6ポイント低下したことが嫌気されました。

【IBM】
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売上高、営業利益、純利益の低迷が続いています。前期、純利益が激減した主な要因は税制改革による影響を受けたためです。ただし、この低迷は歯止めがききそうで、今期は増収増益が期待されています。
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EPS、DPS、BPSの推移です。予想配当性向は47%であることから、配当の心配はありません。また、IBMは自社株買いに積極的で、発行済み株式数は過去四年間で15%削減されました。これにより、EPS(一株当たりの純利益)の減少率は純利益の減少率より小さいです。
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キャッシュフローの推移を眺めると、本業の儲けを示す営業キャッシュフローは安定して黒字を維持していることがわかります。これはIBMの事業がまるでマネー・マシンと化しており、比較的安定した収益が見込めるためで、景気にもあまり左右されません。

そのため、IBMは短期的な株価の値動きを気にしない長期投資家にピッタリの銘柄です。

グッドラック。

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