バフェット太郎です。
米国株式市場は今、決算シーズンが本格化しており、企業が相次いで1ー3月期の四半期決算を発表しているわけですが、決算内容が株価に与える影響も大きいので、投資家らは固唾を飲んで保有する銘柄の決算発表を見守っています。
かくいうバフェット太郎も自分が保有する銘柄を中心に決算発表を見守っているわけでありまして、先週はバフェット太郎10種のうち4銘柄(ジョンソン・エンド・ジョンソン、IBM、フィリップ・モリス・インターナショナル、プロクター&ギャンブル)が四半期決算を発表しました。
決算発表を見る際の注意点は、EPS(一株当たりの利益)と売上高、ガイダンス(将来の業績に関する会社側の予想)の三つで、この三つがアナリスト予想よりも良い数字だったのか悪い数字だったのかを見ます。ちなみに、アナリスト予想はヤフーファイナンスから調べることができます。
(出所:YAHOO!finance)
決算内容が予想を上回れば株価が値上がりしやすいですし、反対に予想を下回ると株価は値下がりしやすいです。とはいえ、必ずしも予想と結果の数字だけで株価が動くわけではなくて、それ以外の決算内容次第で株価が大きく動いたりもします。
たとえば先日、四半期決算を発表したジョンソン・エンド・ジョンソンは、EPS、売上高ともに予想を上回り、ガイダンスは予想にほぼ一致したものの、株価は急落しました。これは主力製品が価格競争を受けて売上高が伸び悩んだことで、将来への期待が失望に変わったためです。
また、IBMはEPSと売上高がともに予想を上回ったものの、ガイダンスが下方修正されたことで株価は急落しました。下方修正された主な要因は、競争激化により各部門の粗利益率が低下しているためです。
このように、たとえ業績が予想を上回ったとしても将来の業績に対する期待が失望に変わってしまえば株価は値下がりしやすいです。そのため、決算内容が予想を上回ったところで、株価は一概に上がるとは言えないので注意しなければなりません。
【年初来高値からの下落率】
グラフを眺めると、S&P500種指数のー0.7%に対して、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)ー14.1%安、IBMー14.5%安、プロクター&ギャンブル(PG)ー19.0%安、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)ー23.4%と暴落しています。
個別銘柄に8~16銘柄程度で分散投資していれば、当然500銘柄に分散投資されているS&P500種指数よりもボラティリティ(変動率)が高くなります。しかも、今回のように保有する銘柄が決算で次々とコケてしまえば市場平均との乖離も大きくなりやすいです。
しかし、個別銘柄に投資するということは、こうした値下がり局面で不人気優良株を集中的に買い増すことができるので、長期的に見ればチャンスと言えます。いずれにせよ、個別銘柄への投資は短期的な値動きに振り回されず、忍耐強く持ち続けるだけの覚悟が必要です。
グッドラック。
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米国株式市場は今、決算シーズンが本格化しており、企業が相次いで1ー3月期の四半期決算を発表しているわけですが、決算内容が株価に与える影響も大きいので、投資家らは固唾を飲んで保有する銘柄の決算発表を見守っています。
かくいうバフェット太郎も自分が保有する銘柄を中心に決算発表を見守っているわけでありまして、先週はバフェット太郎10種のうち4銘柄(ジョンソン・エンド・ジョンソン、IBM、フィリップ・モリス・インターナショナル、プロクター&ギャンブル)が四半期決算を発表しました。
決算発表を見る際の注意点は、EPS(一株当たりの利益)と売上高、ガイダンス(将来の業績に関する会社側の予想)の三つで、この三つがアナリスト予想よりも良い数字だったのか悪い数字だったのかを見ます。ちなみに、アナリスト予想はヤフーファイナンスから調べることができます。
(出所:YAHOO!finance)
決算内容が予想を上回れば株価が値上がりしやすいですし、反対に予想を下回ると株価は値下がりしやすいです。とはいえ、必ずしも予想と結果の数字だけで株価が動くわけではなくて、それ以外の決算内容次第で株価が大きく動いたりもします。
たとえば先日、四半期決算を発表したジョンソン・エンド・ジョンソンは、EPS、売上高ともに予想を上回り、ガイダンスは予想にほぼ一致したものの、株価は急落しました。これは主力製品が価格競争を受けて売上高が伸び悩んだことで、将来への期待が失望に変わったためです。
また、IBMはEPSと売上高がともに予想を上回ったものの、ガイダンスが下方修正されたことで株価は急落しました。下方修正された主な要因は、競争激化により各部門の粗利益率が低下しているためです。
このように、たとえ業績が予想を上回ったとしても将来の業績に対する期待が失望に変わってしまえば株価は値下がりしやすいです。そのため、決算内容が予想を上回ったところで、株価は一概に上がるとは言えないので注意しなければなりません。
【年初来高値からの下落率】
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グラフはS&P500種指数と先日四半期決算を発表した4銘柄の、年初来高値からの下落率を示しています。グラフを眺めると、S&P500種指数のー0.7%に対して、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)ー14.1%安、IBMー14.5%安、プロクター&ギャンブル(PG)ー19.0%安、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)ー23.4%と暴落しています。
個別銘柄に8~16銘柄程度で分散投資していれば、当然500銘柄に分散投資されているS&P500種指数よりもボラティリティ(変動率)が高くなります。しかも、今回のように保有する銘柄が決算で次々とコケてしまえば市場平均との乖離も大きくなりやすいです。
しかし、個別銘柄に投資するということは、こうした値下がり局面で不人気優良株を集中的に買い増すことができるので、長期的に見ればチャンスと言えます。いずれにせよ、個別銘柄への投資は短期的な値動きに振り回されず、忍耐強く持ち続けるだけの覚悟が必要です。
グッドラック。
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