バフェット太郎です。

2017年は株式に集中投資している投資家にとって心地の良い相場でした。株価は右肩上がりで上昇が続き、ボラティリティ(変動率)は極めて低かったことで、誰もが安心して強気相場に乗れたから。しかし、今年はそうはいかなさそうです。

【ダウ平均:日足】
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チャートは2017年以降のダウ平均です。18年以降ボラティリティが高くなっており、株価が上下に大きく揺れ動いていることが確認できます。

バフェット太郎は株式に100%集中投資していますが、個人投資家の中にはアセットアロケーション(資産配分)に債券を組み入れている人も少なくないと思います。

当然、リターンにはそれに見合ったリスクが存在しますから、株式に100%集中投資するということは、債券に分散投資している投資家よりもリスクの高い投資をしていることに他なりません。しかし、2017年は株式に集中投資していようが債券に集中投資していようが、ほとんど同程度のボラティリティだったので、バフェット太郎のように株式に100%集中投資している投資家は、低いリスクの中で高いリターンを追求することができたわけです。

つまり、2017年は株式投資家にとって最高の一年であり、債券投資家にとっては悔しい一年だったというわけです。しかし、今年に入ると市場に再びボラティリティが戻ってきたことで、リスクに慣れていない、あるいはリスクを忘れてしまった株式投資家にとって試練の年となりそうです。

リターンの追求はリスクを積極的に取ることですから、株式市場が右肩上がりで上昇する局面ではついつい積極的なポジションを取りがちで、個人投資家の中にはポートフォリオの中が人気セクターの株式に偏っているとか、あるいはレバレッジ型ETFに投資している投資家も少なくないかもしれません。

こうして油断していると、パニックに陥りかねません。

奇しくもダウ平均は三角保合いを形成していることに加えて、50日移動平均線に抑えられていることから、暴落する未来を予感させます。

仮に株式市場が暴落するとなれば、人気セクターに集中投資していたりレバレッジ型ETFに投資している投資家は、もともと油断してリスクを取り過ぎていること、そしてリスク許容度は自分が思ってるほど大きくないことから、近い将来パニックに陥って狼狽売りしてしまうかもしれませんよ。

グッドラック。

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