バフェット太郎です。

アルファベット(GOOGL)が第1四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想9.31ドルに対して、結果9.93ドルと予想を上回りました。

売上高は予想303億1000万ドルに対して、結果311億5000万ドルと予想を上回りました。

アルファベットの中核事業であるグーグルの広告事業は、前年同期比24%増の266億ドルと2011年以来の高い伸びを示しました。

【アルファベット:日足】
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予想を上回る好調な企業決算だったものの、株価は時間外取引でー0.4%安と投資家の反応は薄いです。

これは、広告事業を柱にするフェイスブック(FB)に対して規制当局の監視の目が厳しくなっている中で、インターネット広告事業最大手のグーグルも新たな規制から免れることは困難だからです。別の言い方をすれば、今回の好調すぎる決算は、規制当局が新たな規制を導入することを後押しするものとなったわけです。

また、投資家らはグーグルの広告事業は「規模」の維持に多額の費用が必要だということにも懸念を示し始めています。

そもそもグーグルはインターネットビジネスの世界において王者として君臨するわけですが、これはグーグルが巨大な規模を誇っているからに他なりません。別の言い方をすれば、「規模」がなければグーグルの事業は成り立たないのです。

それゆえ、「規模」の維持には莫大な投資支出が必要で、第1四半期決算の設備投資費は73億ドルと前年同期比で約3倍に急増しました。これはニューヨーク市のチェルシーマーケットにあるビルを24億ドルで購入したほか、データセンターや海底ケーブルに投資したためです。

さらにグーグルは、自社開発スマホ「ピクセル」の開発に関わった台湾HTCの一部事業を買収したこで約2000人を受け入れ、新たに5000人近く増員したことも影響しています。

【キャッシュフロー】
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投資CFは年々増加していることから、フリーCFが伸び悩んでいます。

アルファベットの予想PERが26倍であることを考えると、それほど割高感は感じられませんが、投資家らは新たな規制や設備投資の増加を懸念して、「買い」に躊躇しているのかもしれません。

グッドラック。

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