バフェット太郎です。
ソフトドリンク大手のコカ・コーラ(KO)が第1四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。
EPSは予想0.46ドルに対して、結果0.47ドルと予想を上回りました。
売上高は予想73億1000万ドルに対して、結果76億ドルと予想を上回りました。
2018年通期のEPSは予想2.09ドルにい対して、ガイダンス2.06~2.10ドルと従来予想を据え置きました。
【コカ・コーラ(KO)日足】
決算発表を受けて株価は急落しました。これは、決算内容は予想を上回ったものの、ガイダンスは不変だったことに加えて、米10年債利回りが3%の節目を突破したことが重しとなりました。
通常、コカ・コーラのような利益成長が見込めない株式は配当利回りが投資判断の手掛かりになりやすく、米10年債利回りが3%と急騰する中では配当利回り3.6%のコカ・コーラ株は見劣りするので、コカ・コーラ株から投資資金が流出しやすいです。
売上高は前年同期比16%の減収となりました。これはボトリング事業をフランチャイズ化しているためで、今年の下半期もカナダのボトリング事業をフランチャイズ化する予定なので、業績は減収減益が予想されています。
そもそもボトリング事業は利益率の低いことで有名なので、コカ・コーラ社はボトリング事業を切り離すことで営業利益率の改善を図っています。結果、営業利益率は23.74%と、前年同期の21.53%から2.20ポイントも改善しています。
また、買収などの影響を除いた売上高は5%増でした。これはコカ・コーラゼロやダイエットコーク新商品の需要が好調だったためです。
ダイエットコークはデザインが一新されており、チェリー、ジンジャーライム、ツイストマンゴー、ブラッドオレンジの四つのフレーバーが投入されました。
今回の決算発表でジェームズ・クインシーCEOは「これまで失われてきたダイエットコークのファンを取り戻すことに成功した」と語りました。
しかし、新商品の需要増はキャンペーン効果によるものなので、今後は販売数量が落ち着くことが予想されます。
【コカ・コーラのFCFPS】
そもそもフリーCFは本業の儲けを表す営業CFから、事業に必要な投資CFを差し引いたもので、純現金収支と訳します。このフリーCF(純現金収支)が潤沢であれば、配当や自社株買い、設備投資などに資金を振り向けやすく、経営の自由度が高まります。
コカ・コーラの場合、そのほとんどを配当として株主に還元しているため、株主は配当を再投資することで株価が上がらなくても資産を最大化させることができあます。
コカ・コーラへの投資はアマゾン(AMZN)などのグロース株投資とは違い、長期で保有する必要があるため、目先で市場平均にアンダーパフォームしようとも、忍耐強く持ち続ける必要があります。
グッドラック。
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
ソフトドリンク大手のコカ・コーラ(KO)が第1四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。
EPSは予想0.46ドルに対して、結果0.47ドルと予想を上回りました。
売上高は予想73億1000万ドルに対して、結果76億ドルと予想を上回りました。
2018年通期のEPSは予想2.09ドルにい対して、ガイダンス2.06~2.10ドルと従来予想を据え置きました。
【コカ・コーラ(KO)日足】
決算発表を受けて株価は急落しました。これは、決算内容は予想を上回ったものの、ガイダンスは不変だったことに加えて、米10年債利回りが3%の節目を突破したことが重しとなりました。
通常、コカ・コーラのような利益成長が見込めない株式は配当利回りが投資判断の手掛かりになりやすく、米10年債利回りが3%と急騰する中では配当利回り3.6%のコカ・コーラ株は見劣りするので、コカ・コーラ株から投資資金が流出しやすいです。
売上高は前年同期比16%の減収となりました。これはボトリング事業をフランチャイズ化しているためで、今年の下半期もカナダのボトリング事業をフランチャイズ化する予定なので、業績は減収減益が予想されています。
そもそもボトリング事業は利益率の低いことで有名なので、コカ・コーラ社はボトリング事業を切り離すことで営業利益率の改善を図っています。結果、営業利益率は23.74%と、前年同期の21.53%から2.20ポイントも改善しています。
また、買収などの影響を除いた売上高は5%増でした。これはコカ・コーラゼロやダイエットコーク新商品の需要が好調だったためです。
ダイエットコークはデザインが一新されており、チェリー、ジンジャーライム、ツイストマンゴー、ブラッドオレンジの四つのフレーバーが投入されました。
今回の決算発表でジェームズ・クインシーCEOは「これまで失われてきたダイエットコークのファンを取り戻すことに成功した」と語りました。
しかし、新商品の需要増はキャンペーン効果によるものなので、今後は販売数量が落ち着くことが予想されます。
【コカ・コーラのFCFPS】
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グラフはコカ・コーラのFCFPS(一株当たりのフリーCF)の推移です。そもそもフリーCFは本業の儲けを表す営業CFから、事業に必要な投資CFを差し引いたもので、純現金収支と訳します。このフリーCF(純現金収支)が潤沢であれば、配当や自社株買い、設備投資などに資金を振り向けやすく、経営の自由度が高まります。
コカ・コーラの場合、そのほとんどを配当として株主に還元しているため、株主は配当を再投資することで株価が上がらなくても資産を最大化させることができあます。
コカ・コーラへの投資はアマゾン(AMZN)などのグロース株投資とは違い、長期で保有する必要があるため、目先で市場平均にアンダーパフォームしようとも、忍耐強く持ち続ける必要があります。
グッドラック。
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