バフェット太郎です。
クソダサい投資家の中には為替リスクを恐れて日本株に分散投資する人もいます。しかし、ハッキリ言っておきますけれども、日本株に投資したところで為替リスクから逃れられるわけではありませんからね。
そもそも世界の時価総額の半分は米国株で日本株は一割にも満たないことから、通常、世界の投資家たちは米国株式を中心としたポートフォリオを構築します。そのため、ポートフォリオの半分以上を日本株で運用するということは、世界の投資家からすれば非常識でしかないわけです。
しかし、クソダサい日本の投資家たちは為替リスクを恐れて日本株に大きく投資するものです。彼らの言う通り、日本株に投資していれば為替リスクから逃れることができるのでしょうか。
【ドル円:2018年1月~5月現在】
チャートは2018年1月以降のドル円チャートです。1月の113円をピークに一時105円と7%を超えて下げる場面があるなど、投資家に為替リスクを感じさる局面がありました。
【S&P500種指数と日経平均株価:2018年1月~5月現在】
また、その間のS&500種指数は日経平均株価よりもボラティリティ(変動率)が大きく振れ幅の多い展開となりました。
こうしたことから、一見すると為替リスクはやはり大きいんだなと思うかもしれませんが、円建てのS&P500種指数を見た場合では景色が変わります。
円建てのS&P500種指数の推移は日経平均株価とほぼ連動していることがわかります。つまり、株価が下がっている局面でドルが上昇したため、円建ての評価額の振れ幅が小さくなったのです。
従って、日本株も米国株も例外なく為替リスクがあるため、日本株に投資しても為替リスクから逃れられるわけではないということです。
ところで、S&P500種指数(円建て)と日経平均株価が連動するなら、どちらに投資しても同じなのでは?それなら手数料や税制上有利な日本株の方が賢明なのでは?と勘違いする人がいるかもしれません。
過去を振り返ると、短期的には為替要因でパフォーマンスは同程度になる場合が少なくありませんが、長期的に見れば、米国株の方が良好である場合が多いです。
【S&P500(円建て)と日経平均株価:2000ー2018年5月】
チャートは2000年1月1日を100とした場合のS&P500種指数(円建て)と日経平均株価指数の推移です。
約18年半の間でS&P500種指数は約二倍になったのに対して、日経平均株価指数はわずか16.5%しか上昇しておらず、その差は83ポイントもあります。
これにそれぞれ配当利回り2%を加算したとして、それぞれ税金を差し引いたとしても、税引き後の配当利回りは、S&P500種指数の1.4%に対して、日経平均株価指数は1.6%と0.2ポイントの違いしかありません。
この0.2ポイントの差を年平均7%の複利で18年間運用したとしても、6.8ポイント分の差しか埋められません。
さらに米国株投資の場合、普通のサラリーマンなら確定申告すれば現地課税分が5~10%くらい戻ってくるので、税引き後の配当利回りは1.5~1.6%と税制上不利になる場合はほとんどありません。
仮に現地課税分が5%戻ってくれば、0.1ポイントの差しか開かないので、これを18年間運用しても3.4ポイント分の差しか埋められません。
このように、長期で見た場合でも日本株は米国株に劣ります。
もちろん、個別銘柄で見れば、S&P500種指数を上回る日本株はいくらでもあります。(同じように米国株にもたくさんあります。)
とはいえ、多くの個人投資家は個別銘柄に投資したところで市場平均に劣後するだけなので、個人投資家にとって最も賢明な投資先はS&P500種指数に連動したETFやインデックスファンドと言えるわけです。
グッドラック。
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クソダサい投資家の中には為替リスクを恐れて日本株に分散投資する人もいます。しかし、ハッキリ言っておきますけれども、日本株に投資したところで為替リスクから逃れられるわけではありませんからね。
そもそも世界の時価総額の半分は米国株で日本株は一割にも満たないことから、通常、世界の投資家たちは米国株式を中心としたポートフォリオを構築します。そのため、ポートフォリオの半分以上を日本株で運用するということは、世界の投資家からすれば非常識でしかないわけです。
しかし、クソダサい日本の投資家たちは為替リスクを恐れて日本株に大きく投資するものです。彼らの言う通り、日本株に投資していれば為替リスクから逃れることができるのでしょうか。
【ドル円:2018年1月~5月現在】
チャートは2018年1月以降のドル円チャートです。1月の113円をピークに一時105円と7%を超えて下げる場面があるなど、投資家に為替リスクを感じさる局面がありました。
【S&P500種指数と日経平均株価:2018年1月~5月現在】
また、その間のS&500種指数は日経平均株価よりもボラティリティ(変動率)が大きく振れ幅の多い展開となりました。
こうしたことから、一見すると為替リスクはやはり大きいんだなと思うかもしれませんが、円建てのS&P500種指数を見た場合では景色が変わります。
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【S&P500(円建て)と日経平均株価】円建てのS&P500種指数の推移は日経平均株価とほぼ連動していることがわかります。つまり、株価が下がっている局面でドルが上昇したため、円建ての評価額の振れ幅が小さくなったのです。
従って、日本株も米国株も例外なく為替リスクがあるため、日本株に投資しても為替リスクから逃れられるわけではないということです。
ところで、S&P500種指数(円建て)と日経平均株価が連動するなら、どちらに投資しても同じなのでは?それなら手数料や税制上有利な日本株の方が賢明なのでは?と勘違いする人がいるかもしれません。
過去を振り返ると、短期的には為替要因でパフォーマンスは同程度になる場合が少なくありませんが、長期的に見れば、米国株の方が良好である場合が多いです。
【S&P500(円建て)と日経平均株価:2000ー2018年5月】
チャートは2000年1月1日を100とした場合のS&P500種指数(円建て)と日経平均株価指数の推移です。
約18年半の間でS&P500種指数は約二倍になったのに対して、日経平均株価指数はわずか16.5%しか上昇しておらず、その差は83ポイントもあります。
これにそれぞれ配当利回り2%を加算したとして、それぞれ税金を差し引いたとしても、税引き後の配当利回りは、S&P500種指数の1.4%に対して、日経平均株価指数は1.6%と0.2ポイントの違いしかありません。
この0.2ポイントの差を年平均7%の複利で18年間運用したとしても、6.8ポイント分の差しか埋められません。
さらに米国株投資の場合、普通のサラリーマンなら確定申告すれば現地課税分が5~10%くらい戻ってくるので、税引き後の配当利回りは1.5~1.6%と税制上不利になる場合はほとんどありません。
仮に現地課税分が5%戻ってくれば、0.1ポイントの差しか開かないので、これを18年間運用しても3.4ポイント分の差しか埋められません。
このように、長期で見た場合でも日本株は米国株に劣ります。
もちろん、個別銘柄で見れば、S&P500種指数を上回る日本株はいくらでもあります。(同じように米国株にもたくさんあります。)
とはいえ、多くの個人投資家は個別銘柄に投資したところで市場平均に劣後するだけなので、個人投資家にとって最も賢明な投資先はS&P500種指数に連動したETFやインデックスファンドと言えるわけです。
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