バフェット太郎です。

米小売り最大手のウォルマート(WMT)が第1四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想1.12ドルに対して、結果1.14ドルと予想を上回りました。

売上高は予想1204億7000万ドルに対して、結果1227億ドルと予想を上回りました。

米国内の既存店売上高は予想2.3%の増加に対して、結果2.1%の増加と予想を下回りました。

既存店売上高が予想を下回った主な要因は、4月に寒い日が続いたことで季節物商品が低調だったためです。一方で、食品やPB(プライベートブランド)商品の販売が好調だったことが売上を下支えしました。

会員制スーパーのサムズクラブの既存店売上高は3.8%増加しました。これは全体の1割を閉鎖したことで、既存店客数が5.6%増加したためです。

ネット通販の売上高は33%増と、第4四半期の23%増から勢いを取り戻しました。ウォルマートは今年もネット通販の売上高が40%成長すると予想しています。

また、ウォルマートは中国ネット通販第2位のJDドットコムの株式を12%くらい保有していますが、今期からは新会計基準の下、JDドットコム株の含み損益を計上することになりました。

JDドットコムの株価は直近の高値から約28%安と暴落していることから、今期は約18億ドルの含み損を計上しています。

加えて、先日はインドのネット通販最大手のフリップカートの株式を77%取得したことから、通期のEPSが0.25~0.30ドル押し下げられると予想されています。
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【ウォルマート:日足】
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決算発表を嫌気してウォルマートの株価はー1.37%安と下げています。

インターネットの世界は先行者ほど競争優位であることが知られているので、ウォルマートが巨大市場の中国とインドに積極的に投資するのは賢明です。

とはいえ、短期的に利益が拡大するということではないので、投資家が報われるには時間と忍耐力が必要です。

グッドラック。

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