バフェット太郎です。
タバコ世界最大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)が第2四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。
EPSは予想1.23ドルに対して、結果1.41ドルと予想を上回りました。
売上高は予想75億3000万ドルに対して、結果77億3000万ドルと予想を上回りました。
通期のEPSは予想5.15ドルに対して、新ガイダンス5.02~5.12ドルと下方修正されました。
紙巻きタバコと加熱式タバコの合計出荷本数は2017億本と前年同期比0.9%増加しました。
これは紙巻きタバコの出荷本数が1907億本と前年同期比1.5%減少した一方、加熱式タバコの出荷本数は110億本と73%増加したためです。
【地域別出荷本数】

グラフは紙巻きタバコと加熱式タバコの出荷数を前年同期と比較した数字です。
タバコ需要が低迷するなんて言われている中でタバコの出荷本数が前年同期比0.9%増加したのは、中東・アフリカ、南・東南アジア、東アジア・オーストラリアの三地域で、それぞれ8.3%増、6.6%増、6.7%増と好調だったためです。
また、EU(欧州連合)と東ヨーロッパ、中南米・カナダの三地域でそれぞれ1.9%減、8.7%減、6.1%減と販売本数が低迷したものの、売上高はそれぞれ18.6%増、9.0%増、7.9%増と好調でした。これは販売価格の上昇が販売本数の減少を相殺したためです。
【地域別売上高】

全地域で売上高が増加したことで、売上高は前年同期比11.7%増と好調でした。

成長が期待されている加熱式タバコ「アイコス」の売上高シェアは13%とまだ一割程度です。また、加熱式タバコの売上高は前年同期比65.9%増と好調だったものの、売上高のほとんどは東アジア・オーストラリアによるものです。
【加熱式タバコの地域別売上高シェア】

今後、東アジア・オーストラリア以外の地域で売上高が増加することが期待されます。
【フィリップ・モリス・インターナショナル:PM】

決算発表を受けて下げ幅が一時6%を超える場面もありましたが、現在は2%台まで下げ幅を縮小しています。株価が急落した主な要因は、「アイコス」の日本での成長率が鈍化するとの見通しが発表されたためです。
また、四半期配当が6.5%増配することも発表されました。これで通年の配当額は4.56ドルに引き上げられたことで、配当利回りは5.7%となっています。
個人投資家の中には「タバコ株はオワコン」と考えている人も少なくないと思いますが、同社が紙巻きタバコの販売価格を引き上げることができることで販売本数の低迷を相殺することができることや、加熱式タバコ「アイコス」の成長が期待できることを考えると、投資家は高い配当を享受しながら、ジッと株価が値上がりするのを待つのも賢明な投資戦略だと思いますよ。
グッドラック。
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タバコ世界最大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)が第2四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。
EPSは予想1.23ドルに対して、結果1.41ドルと予想を上回りました。
売上高は予想75億3000万ドルに対して、結果77億3000万ドルと予想を上回りました。
通期のEPSは予想5.15ドルに対して、新ガイダンス5.02~5.12ドルと下方修正されました。
紙巻きタバコと加熱式タバコの合計出荷本数は2017億本と前年同期比0.9%増加しました。
これは紙巻きタバコの出荷本数が1907億本と前年同期比1.5%減少した一方、加熱式タバコの出荷本数は110億本と73%増加したためです。
【地域別出荷本数】

グラフは紙巻きタバコと加熱式タバコの出荷数を前年同期と比較した数字です。
タバコ需要が低迷するなんて言われている中でタバコの出荷本数が前年同期比0.9%増加したのは、中東・アフリカ、南・東南アジア、東アジア・オーストラリアの三地域で、それぞれ8.3%増、6.6%増、6.7%増と好調だったためです。
また、EU(欧州連合)と東ヨーロッパ、中南米・カナダの三地域でそれぞれ1.9%減、8.7%減、6.1%減と販売本数が低迷したものの、売上高はそれぞれ18.6%増、9.0%増、7.9%増と好調でした。これは販売価格の上昇が販売本数の減少を相殺したためです。
【地域別売上高】

全地域で売上高が増加したことで、売上高は前年同期比11.7%増と好調でした。
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【売上高シェア】
成長が期待されている加熱式タバコ「アイコス」の売上高シェアは13%とまだ一割程度です。また、加熱式タバコの売上高は前年同期比65.9%増と好調だったものの、売上高のほとんどは東アジア・オーストラリアによるものです。
【加熱式タバコの地域別売上高シェア】

今後、東アジア・オーストラリア以外の地域で売上高が増加することが期待されます。
【フィリップ・モリス・インターナショナル:PM】

決算発表を受けて下げ幅が一時6%を超える場面もありましたが、現在は2%台まで下げ幅を縮小しています。株価が急落した主な要因は、「アイコス」の日本での成長率が鈍化するとの見通しが発表されたためです。
また、四半期配当が6.5%増配することも発表されました。これで通年の配当額は4.56ドルに引き上げられたことで、配当利回りは5.7%となっています。
個人投資家の中には「タバコ株はオワコン」と考えている人も少なくないと思いますが、同社が紙巻きタバコの販売価格を引き上げることができることで販売本数の低迷を相殺することができることや、加熱式タバコ「アイコス」の成長が期待できることを考えると、投資家は高い配当を享受しながら、ジッと株価が値上がりするのを待つのも賢明な投資戦略だと思いますよ。
グッドラック。

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