バフェット太郎です。

半導体世界最大手のインテル(INTC)が第2四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想0.97ドルに対して、結果1.04ドルと予想を上回りました。

売上高は予想167億8000万ドルに対して、結果169億6000万ドルと予想を上回りました。

第3四半期のEPSは予想1.08ドルに対して、新ガイダンス1.10~1.20ドルと上方修正されました。

第3四半期の売上高は予想176億2000万ドルに対して、新ガイダンス176億~186憶ドルと上方修正されました。

通期のEPSは予想4.01ドルに対して、新ガイダンス3.94~4.36ドルと上方修正されました。

通期の売上高は予想683億8000万ドルに対して、新ガイダンス685億~705億ドルと上方修正されました。

【部門別売上高シェア】
1
主力のPC用半導体部門の売上高は前年同期比+6.3%の増収でした。これはノートブックの販売台数が3%増加したことに加えて平均単価も2%増加したことが寄与しました。一方、デスクトップの販売台数は9%減少したものの平均単価は13%増加しました。

データセンター部門の売上高は予想+29%の増収に対して、結果+26.9%の増収と予想を0.21ポイント下回りました。これはライバルのAMDにシェアを奪われている可能性が高いです。

IoT部門の売上高は22.2%の増収でした。
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【部門別営業利益と営業利益率】
2
営業利益率はPC半導体部門が37.1%、データセンター部門が49.3%と高い利益率を維持しています。将来、データセンター部門がインテル最大の収益源となることから、同部門の行方に投資家らの関心が集まっているわけですが、今回の決算発表で売上高が予想に届かなかったことを嫌気して株価は急落しました。

【インテル:INTC】
3
株価は前日比ー8.59%安と急落し、200日移動平均線を割り込みました。

インテル株が売られている原因はデータセンター部門のシェアがAMDに奪われていることの懸念だけでなく、CEOが不在であることも影響しています。

インテルのCEOだったブライアン・クルザニッチ氏は過去の従業員との交際がインテルの規範に違反する行為だったという理由で一カ月前に辞任しています。

クラウド市場の急成長、モノとインターネットが繋がるIoT時代の到来、新興企業との熾烈な競争、急速に変化する事業環境。こうした中で意思決定のできるリーダーが不在となれば、インテルの地位も低迷しかねず、投資家の懸念は高まるばかりです。

グッドラック。

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