バフェット太郎です。

SNS大手のツイッター(TWTR)が第2四半期決算発表しました。発表後、株価は20%暴落しました。

EPSは予想0.17ドルに対して、結果0.17ドルと予想と一致しました。

売上高は予想6億9700万ドルに対して、結果7億1100万ドルと予想を上回りました。

デイリー・アクティブ・ユーザーは前年比11%増加しました。

マンスリー・アクティブ・ユーザーは予想3億3850万人に対して、結果3億3500万人と予想を下回りました。ちなみに前年同期比では2.7%増、前期(18年Q1)比では1000万人の減少でした。

【マンスリー・アクティブ・ユーザー数の推移】
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(出典:Twitter

マンスリー・アクティブ・ユーザー数が減少した主な要因は、ツイッターがプラットフォームの「健全性」改善に向けて行った変更や、EUで施行された個人情報保護規制による影響を受けたためです。

また、第3四半期もマンスリー・アクティブ・ユーザー数が数百万人減るとみられており、2四半期連続で減少することが予想されています。これは5月以降に閉鎖された大量のアカウントがこの決算に含まれておらず、第3四半期に反映される見通しだからです。

【四半期ベースの広告収入の推移:2016.Q1ー2018.Q2】
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広告収入は前年同期比22.9%増加したものの、前々年同期比では12.3%増と伸び悩んでいます。
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【地域別広告収入】
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広告収入が伸び悩んでいる主な要因は、主力地域の米国が伸び悩んでいるためです。米国の広告収入は2億9300万ドル(前年同期比8.9%増)だったのに対して、米国外が3億0800万ドル(前年同期比40%増)と、はじめて米国外の広告収入が米国を上回りました。今後もこのトレンドは変わらないと見られていて、ツイッターの広告収入の大半は海外で稼ぐことになりそうです。

【ツイッター(TWTR)】
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決算発表を嫌気して株価は前日比20%安と暴落しましたが、それでも年初の25ドルからは依然として+36%の水準にあり、最近の急騰分が消失しただけで多くの投資家は含み益を抱えたままなのでそれほど悲観的にはなっていないと思います。

さて、ツイッターの株価が17年以降に急騰しているのは、これまで難しかった収益化に道筋をつけることができるようになったためです。

今までは暴力的で差別的な発言も許容されるなど、5ちゃんねるのようなインターネットのスラム街と化していましたが、最近はそうした発言をするアカウントが閉鎖に追い込まれており、街がキレイになりつつあります。

街がキレイになれば広告主は広告を出稿しようと考えますから、ツイッターは広告収入を稼ぐことができ、稼いだお金でさらに街をキレイにすれば広告主を呼び込むことができます。

一方で、一部のツイッタラーからすればそれは窮屈に感じ、魅力をない場所であることを意味します。とはいえ、5ちゃんねるがいつまで経ってもインターネットのスラム街のままで、まともな人は誰も寄り付かない魅力のない場所であることを考えると、一部のツイッタラーを排除して街をキレイにした方が良さそうです。

加えて、ツイッターが自身のブランディングや発信力を手に入れることのできるプラットフォームになっていることを考えると、多くの人々にとってツイッターはなくてはならにものになっています。

従って、アカウント数が一時的に減少したとしても、キレイな街にはユーザーも広告主も集まるため、長期的に見れば有望な銘柄と言えそうです。

グッドラック。

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